おおぜき あけお
東北大学卒。横浜銀行入行後、支店長として数多くの企業の組織活動のアドバイザリーを務めるとともに、本部勤務時代には経営企画部門、マーケティング部門を歴任し自社の組織運営にも腕をふるった。独立後は、企業コンサルタントの傍ら上場企業役員として企業運営に携わる。
五輪エンブレム問題に学ぶ、危機管理広報のポイント
東京五輪エンブレムの盗作デザイン騒動に端を発した問題は、結局デザイナー佐野研二郎氏によるデザイン取り下げで白紙撤回という結末になってしまいました。誰もが膨大なネット情報を手にできることで加速度的にエスカレートした世論の批判的論調が、当事者の危機管理広報対応の瑕疵を突いて、撤回に追い込んだ形とも見て取れました。今回の件から、ネット時代の危機管理広報のあり方を考えてみたいと思います。
東芝問題から学ぶマネジメント用語"ガバナンス"とは
不適切会計に揺れる東芝問題は、経営トップの関与が取りざたされるに至り、遂に歴代3人の社長が辞任に追い込まれる事態になってしまいました。一連の報道で大きくクローズアップされたのが、ガバナンスというマネジメント用語。一般に企業統治と訳されるこの言葉ですが、あるべきその内容とは何なのか。東芝が“ガバナンス欠如”とされる理由と合わせて解説します。
成功事例から見る、ビジネスモデルの基本とは
ビジネスモデルとは、事業展開を検討する際に「どこで儲けるか」の仕組みを考えることです。このビジネスモデルこそが、実は事業の成否や利益の多寡を左右し同業ライバルとの差別化を決定づけることもままあるのです。事業化において大きなポイントになる、ビジネスモデルの考え方を、その代表事例と共に解説します。
読んでてよかった!起業前におすすめのビジネス書5選
起業関連セミナーが人気です。ネットという誰もが簡単に参入できる市場が確立されたこともひとつの要因となり、自分も起業したいと考える人が増えているようです。そうは言っても、起業はなまやさしいものではありません。起業を本気で考えた時に、まず何をするべきなのかは悩ましい問題です。そんな時、頼りになるのは書籍情報です。起業を思いたったら読んでおきたい、厳選ビジネス書を5冊紹介します。
東芝粉飾問題に見るJ-SOX内部統制の課題点とは
東芝を巡る粉飾決算問題が世間の注目を集めています。本来上場企業には投資家保護の観点から、財務上の瑕疵を回避するような管理が義務づけられています。内部統制と呼ばれる監理がそれです。06年会社法施行に伴い鳴り物入りでスタートしたこのガバナンス監理が、東芝では十分に機能しなかったことでにわかにクローズアップされています。内部統制の基本説明と共に、東芝の粉飾問題解明のポイントを探ってみます。
コミュニケーション不足に有効!対話するトランプとは
入社や転職、異動や昇進で、新しい業務に慣れたつもりでも知らず知らずのうちにストレスや悩みはたまっていくものです。だれに相談していいのかわからずこれを放置すれば、不安な精神状態に陥りかねません。このような事態を招く原因は、たいてい組織内のコミュニケーション不足です。今回はそんな状況を解消し、驚くほどに上下間やスタッフ間の距離感を縮めてくれる新しいコミュニケーション方法を紹介します。
家電大手3社の成功と失敗、リストラの本当の意味とは
家電大手のシャープが、15年3月期に2223億円という巨額の赤字を計上し、金融団の協力を前提に抜本的な経営再建が求められることになりました。シャープと言えば、国内家電冬の時代入りとも言われた2、3年前から、他の大手家電メーカーと時を同じくしてリストラを進めてきました。しかし結果的には、唯一リストラ効果が見えないのはなぜなのでしょう。あるべきリストラへの取り組みついて、家電業界を例に考えてみましょう。
経営の新たなキーワード、オープンイノベーションとは
最近頻繁に耳にするようになったマネジメント用語に、オープンイノベーションというものがあります。従来のイノベーションが組織の内部から沸き起こって来るものであるのに対して、こちらは内外の接触をきっかけとして発火するものという印象でしょうか。新時代マネジメントのキーワードになりつつあるオープンイノベーションについて、実例を踏まえながら解説します。
メディア戦略の教科書!?ビートルズの音楽ビジネス再考
21日から来日公演をスタートさせる元ビートルズのポール・マッカートニー。今回は中止になった昨年のリベンジ公演ですが、2万円弱のチケットの売れ行きは上々とのことです。多くの人々が今だに彼の公演に足を運ぶのは、とりもなおさず元ビートルズを見たいからであり、期待するものがビートルズ・ナンバーの再演であるのは疑いのないところです。ビートルズはなぜそこまで大物になったのか、そのビジネス戦略を検証します。
任天堂&DeNAはまだ序章。提携、統合が増えるわけ
任天堂とDeNAが資本提携、ファミリーマートとユニーが経営統合へ、ソフトバンク通信4社が合併…。このところ、いわゆるM&A(企業の統合、買収)案件と言われる、起業同士の資本にからむ大きな動きが目立って増えています。資本提携、経営統合、合併、買収、一見似たようにも思えるこれらの企業戦略にはいかなる違いがあり、どのような狙いが隠されているのか。事例をもとに、その背景を含めて解説します。
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