こばやし あやな
フィンランド在住。大学院で芸術教育学を学ぶかたわら、フィンランドと日本とつなぐライティング・写真撮影・現地語通訳ガイド業・翻訳などを行っている。
イッタラ社のガラス工場見学ができる工房村ラシマキ
フィンランドを代表するガラスデザインブランドとして名高いイッタラ社。130年以上もの歴史を刻んできたイッタラ社の製品を、創業以来今日まで作り続けるガラス工場があるのは、ブランド名の由来となった村、イッタラ(現ハメーンリンナ市)。工場は予約すれば見学可能で、さらに周辺には、アウトレットショップや博物館、他の手工芸工房なども軒を連ねています。イッタラファンなら必ず訪れたい聖地ではないでしょうか。
広がり続けるヘルシンキ・デザイン地区
ヘルシンキのエロッタヤ地区にあるデザイン・フォーラムを拠点として、一帯にはDesign District Helsinki(ヘルシンキ・デザイン地区)というステッカーをショーウィンドーに掲げたお店がたくさん見つかります。この認定を受けたスポットは、いずれもフィンランド発の最前線のデザインプロダクトを扱う場所ばかり。加盟店の統一マップも手に入るので、地図を片手にフィンランドデザインショップ巡りに繰り出してみませんか。
ラウマの旧市街/フィンランドの世界遺産
フィンランド西部のボスニア湾に面した港街、ラウマに残る旧市街は、過去に幾度も火災に遭いながらも、その都度中世の街並みを丁寧に再建して今日まで美しくとどめていることから、1991年に世界文化遺産に登録されました。決して派手さはないけれど、中世の北欧らしい穏やかな木造の街並みや圧巻のフレスコ画をもつ教会などは、訪れる観光客たちにつかの間のタイムスリップを楽しませてくれます。
ロヴァニエミの人気テーマパーク、サンタクロース村
北極圏の玄関街ロヴァニエミの郊外には、フィンランドに昔から伝わるヨウルプッキ(サンタクロース)やクリスマスの文化をテーマとした通称サンタクロース村があり、世界中の観光客に大人気です。村内では一年中フィンランドのクリスマスムードに浸れるだけでなく、本物のサンタさんと面会できる部屋があったり、トナカイと触れ合える施設があったりと、大人も子どもも夢いっぱいに楽しめます。
フィンランド最北端のリゾート、キルピスヤルヴィ
フィンランド西側の最北端にある村キルピスヤルヴィは、フィンランド・スウェーデン・ノルウェーの国境が一点に接した、世界的にも珍しい国境点が存在するユニークなリゾート地。国境点までは夏はボートで、冬はジェットモービルなどでアプローチして実際に3国を10秒足らずで周れます。またフィンランドでは珍しい1000m級の高山、サーナ山の登山も人気アクティビティ。極北ならではの貴重な思い出作りに出かけてみませんか。
ムーミンワールド/フィンランドのテーマパーク
フィンランドといえばムーミン!というイメージを持っている人は少なくないはず。事実ムーミンとその仲間たちは、フィンランド国内においても、ちびっ子から大人たちにまで国民的人気を誇っています。そんなムーミンのお話の世界をそのまま再現したテーマパークが、ナーンタリという海辺の街で毎年夏の間だけ開園。素朴で愛らしいリアル・ムーミンワールドの魅力と楽しみ方をご紹介します。
夏のフィンランドで開催される奥様運び世界選手権
フィンランドでは、夏にユニークな世界選手権がいろいろと開催されることが近年日本でも話題となっています。その代表格のひとつが、男性がパートナーの女性を担いで障害物競走に挑みタイムを競うという、その名も「奥様運び選手権」。ソンカヤルヴィという湖水地方の片田舎で開催されるその奇妙な世界選手権は、実はとっても平和的でウィットの効いた、街を上げてのお祭りイベント。観戦や参加のハウツーを紹介します!
ヘルシンキの評判ランチカフェGran Delicato
こだわりの極上コーヒーに、自家製のサラダやパニーニ、バゲットなど美味しくてヘルシーな軽食メニューが評判のカフェ、グラン・デリカット。奥行きのある客席は、異なるイメージのインテリアごとにいくつかの空間に仕切られていて、自分のお気に入りの席を見つけるのも楽しみのひとつ。海外旅行中はどうしても胃が重くなりがちなので、ここでさっぱりとしたお手軽ランチをとって、身も心もリフレッシュしていきませんか。
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