歌舞伎
歌舞伎関連情報(7ページ目)
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記事一覧
チームワークとパッションの見せ所。2
ガイド記事五十川 晶子●現代の事件を思わせるリアルな物語り。『女殺油地獄』『女殺』で獅童の相手役となる市川笑三郎は、「『三越歌舞伎』は初参加。由緒ある劇場でお吉をやれる。現在まさにいろいろな事件が起きている。古い時代の作品なのに共通点があるようだ」。観どころは油の流れる中でお吉が与兵衛に殺されるシーン。油の代わりに舞台で...続きを読む
国立劇場で元禄忠臣蔵3ヶ月通し上演。1
ガイド記事五十川 晶子一挙上演。昭和を代表する歌舞伎戯曲『元禄忠臣蔵』2006年10月、11月、12月の3ヶ月間、開場40周年を記念して、東京三宅坂の国立劇場では『元禄忠臣蔵』全篇を通しで上演する。「演劇史上初の試み」(国立劇場)となる珍しい企画だ。歌舞伎で「忠臣蔵」といえば、あの『仮名手本忠臣蔵』を思い起こす人は多いだ...続きを読む
今度の『小栗判官』は昼夜二部に。1
ガイド記事五十川 晶子二部に分かれて、”猿之助十八番”の伝奇ロマン復活13月5日から始まる国立劇場の『当世流小栗判官』(「とうりゅうおぐりはんがん」と読む。「とうせいりゅう」ではない)、「猿之助十八番の内」と銘打ってあるように市川猿之助一門の役者陣による、日本の古い物語を基にしたスペクタクルとロマンにあふれる長編の舞台だ...続きを読む
春の歌舞伎公演 大特集(1)
ガイド記事五十川 晶子2月の各劇場のおススメの主な演目と主な観どころ●歌舞伎座二月大歌舞伎2月2日~26日豪華な顔合わせと名作揃いの2月の歌舞伎座。『一谷嫩軍記」』より「陣門」「組打」。「熊谷陣屋」でおなじみのこの演目より、その前段に当る場を、松本幸四郎の熊谷に中村福助の平敦盛&熊谷小次郎で堪能できる。敦盛とその許婚の玉...続きを読む
2006年初春 歌舞伎の見所 その1
ガイド記事五十川 晶子襲名披露でいっそう華やかなお正月お正月こそ歌舞伎。劇場全体の飾り付けはこれぞお正月!とめでたくも豪華です。和装の客も多いし、演目もにぎやかなものが多く、初めて歌舞伎を観るという人も、逆に気後れせずに楽しめそう。この冬、東京で楽しめる歌舞伎をご紹介します。●一月歌舞伎座「寿初春大歌舞伎」ただでさえ、お...続きを読む
新しい信長。海老蔵主演
ガイド記事五十川 晶子新しい、海老蔵の信長市川海老蔵襲名披露興行が一段落し、はじめての時代劇作品となる『信長』。かつて『若き日の信長』を十一代目團十郎のために大仏次郎が書き下ろし、当代の團十郎がつとめ、海老蔵も20代でつとめた信長。そのときから海老蔵は、「自分のための信長の作品を演じたい」と考え始めていたそうだ。来年公開...続きを読む
11月 新橋演舞場『児雷也』製作発表 1
ガイド記事五十川 晶子児雷也って何だ?『児雷也』というのは実は江戸時代に大流行した大長編の草双紙(コミック入り読み物とでもいいましょうか)の主人公だ。この一大娯楽作品を、河竹黙阿弥が同名の長い芝居に仕立てた。ガマの妖術を使う児雷也、ヘビの妖術を使う大蛇(おろち)丸、そしてナメクジの妖術使いの綱手という三人が繰り広げる「三...続きを読む
6人の子役・日替り小太郎に涙! 第18回歌舞伎フォーラム公演
ガイド記事五十川 晶子歌舞伎フォーラム公演『松王下屋敷』出演の六人の子役たち18回公演の制作発表より。「間違えても台詞を繰返したり止まったりしないようにしたいです!」「お稽古が楽しいです」制作発表開場に響き渡る元気な子供たち六人の声。そう彼ら/彼女らは第18回となる歌舞伎フォーラム公演の『松王下屋敷』で小太郎役を勤める子...続きを読む
歌舞伎由来の言葉がいろいろ! ドロン、差し金、黒衣など……
ガイド記事五十川 晶子歌舞伎由来のこの言葉、聞いたことないですか?歌舞伎由来の言葉「だんまりを決め込む」「大詰めを迎える」「大向こうをうならせる」・・・そんなチョッピリレトロな言い回しを聞いたことはありませんか?これみんな、歌舞伎の専門用語から出てきた言葉なのです。まずは思いつくまま挙げていきましょう。・大詰(おおづめ)...続きを読む
歌舞伎って何? 『研辰の討たれ』2
ガイド記事五十川 晶子●役者一人一人がイキイキと。Sあとね、野田作品って、群衆や彼らによる”世論”みたいなものの怖さを描くことがよくあるけど、今回もあったよね。敵討ちをギャラリーの感覚で期待する”客”としての群衆。彼らの表情が一人一人よく見えるという点で、あの高低差のある道の舞台は効果的だった。Kまた、古典の歌舞伎とはま...続きを読む