全体の売買の70~80%を個人投資家が占める

ベトナムの中心地は高層ビルが次々建設されています
ベトナムの全市場の投資家別に考えると、機関投資家(ほとんどが外国のファンド)が20~30%、ベトナムの個人投資家が70~80%の売買を占めるとのことです(個人投資家は回転が早いので売買代金別にするとこのぐらいのシェアになります。しかし、総資金から考えると外国のファンドの方がかなり大きい。ただ、ファンドはほとんど1回買ったら寝かせておくので、売買代金にするとシェアは小さくなる)。
しかし、個人投資家はほとんど指標やチャート分析などを行っておらず、ムードに流されて買っているのが現状です。実際のところ、昨年後半以降の上昇相場では、何もしらない主婦までが、隣の人が買っているから私も買う、的な感じで株をやるようになっています。全体の売買の70~80%を占める個人投資家がこんな感じですから、相場はものすごく乱高下します。騰がるときは騰がるけど、下がるときは鬼のように下がる。

ベトナムが成長する理由

ところで、ベトナムが成長する理由に関して、改めてコメントを求めてみましたが、それはやはり人件費や土地価格などのコストの安さです。コストが安ければ、当然、世界の生産拠点に選ばれます。ベトナムの工場労働者の月給は6000円ぐらい。上海の労働者は3万円ぐらいとかと考えれば、人件費の競争力は非常に大きな物があります。それから海岸を有している点。海上輸送に有利で、中国の内陸部などと比べると輸送に大きなアドバンテージがあります。ちなみに、ベトナムの他にも同じような地域として、ラオス・ミャンマー ・カンボジアがありますが、これらの地域は内戦などで遅れを取っており、まだまだ生産拠点として選択できるような状態ではありません。ですから、競合が少ないので成長率が高いわけです。

ベトナム人のメンタルは日本人に近い!?

あとは、メンタル的な部分も大きいです。ベトナム人は日本人に近い感覚があります。思いやりとか、人情とか。これは道路を歩いていてもそうなんです。ベトナムの道路は写真でもお伝えしているとおり、バイクがごった返している上、信号がほとんどなく、交通規制なんてあったもんじゃありません。でも、中国よりも全然安全なんです。ベトナムの横断歩道がないところでの道路の横断の仕方は、「決して走らないで、ゆっくり歩いて下さい。そうすれば大丈夫」。ガイドや普通の人に聞いてもそのような答えが返ってきます。中国だと、コレをすると、ひかれる可能性が高いです・・・。これはベトナムの交通事情がみんなの「思いやり」で支えられている点にあります。みんな、人のことをきちんと気遣って運転しているんですね。戦争の時も、酷いことをした日本兵が撤退するときに、ベトナム人は食事を提供したりしたということがよく言われますが(実際、インフラを作ったという点はプラスに働いたという側面はあるものの)これも国民性を表してします。

歴史的に考えれば、このような国民性が出来たのは、きっと中国のように頻繁に政権が変わらなかったせいなのでしょうね。中国はあれだけ侵略戦争を国内で続けていると、国民の基本心理が疑心暗鬼になって当たり前です。ということで、話がそれましたが、そのようなメンタルの部分があるので、ベトナムにはきちんと技術を提供しても大丈夫と考える外資が多いということです。

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