外国株/外国株関連情報

暴落中のベトナム株に勝機有り!

ベトナム株が暴落しています。しかし、企業業績の伸びは止まりませんから、大きな買いチャンスが訪れようとしています。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

  • Comment Page Icon

厳しい引き締め策でベトナム株は暴落中

暴落するベトナム株市場、いよいよ割安感のなかったベトナム株に割安感が・・・
08年2月1日からベトナムの政策金利が0.5~1.5%引き上げられました。ベトナム国家中央銀行では、上昇する物価(インフレ)の抑制などを理由としてます。また、証券投資を目的にした証券担保貸付の制限の改正が、同日の2月1日に国家中央銀行から発表されました。ベトナムの証券市場はテト(旧正月)前には大きく上昇して連休にはいりました。

しかし、続伸したのは、この改正案が、証券投資目的の貸付の量を増やす内容のものであることを期待してのものだったのです。しかし、その内容は、むしろ貸付のリスクを考慮し、証券投資目的の貸付は銀行が自主的に厳しく制限していくことを促すような内容となっていました。

さらに国債の大量発行で市中から資金を吸い上げる

しかも、その上に国家中央銀行は額面総額20兆3000億ドン(約1372億円)の国債を発行し、商業銀行に強制的に購入させる方針を発表しました。

つまり、銀行は割り当てられた国債を買うために、市中からお金を集める必要があるのですが、お金が足りないので、預金金利を引き上げて預金者を増やさざるをえず、ベトナムは銀行に預金すれば、12%前後の金利がつく、高金利状態となっています。これは消費者にとってはいいですが、お金を借りる企業や投資家からすると、簡単にお金が借りられないことはもちろん、高金利ですから利子負担が厳しい状態を意味します。

追加の引き締め政策には要注意!
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます