「専業主婦なら幼稚園、仕事をしていれば保育園」というのが一般的ですが、両者は管轄も文部科学省と厚生労働省と異なります。それぞれにかかるお金は以下のとおりです。

(1)幼稚園


文部科学省の「平成16年子どもの学習費調査」によると、保護者が支払った幼稚園の費用は、1年間の総額で公立が23.8万円、私立が50.9万円となっています。前年に比べ、どちらも約2%増加しています。

公立幼稚園の総費用23.8万円のうち、「学校教育費」が12.8万円、「学校給食費」が1.7万円、「学校外活動費」が9.3万円となっています。「学校教育費」のうち、授業料が7.6万円と約6割を占めており、次いで通学用品費1.2万円、学用品・実験実習材料費0.8万円となっています。学校外活動費では、家庭内学習費、芸術文化活動費、スポーツ・レクレーション活動が、それぞれ約2万円です。

私立幼稚園の総費用50.9万円のうち、「学校教育費」が34.1万円、「学校給食費」が2.6万円、「学校外活動費」が14.2万円となっています。「学校教育費」のうち、授業料が23.3万円と約7割を占めており、次いでその他の学校納付金4.0万円、通学費1.5万円となっています。学校外活動費では、スポーツ・レクレーション活動が3.7万円、芸術文化活動費が3.1万円、教養その他が2.8万円となっています。

(2)保育園


保育園には、児童福祉法に基づく児童福祉施設の「認可保育所」と、国や自治体の認可・認証のない「認可外保育園」があります。「認可保育園」は所得に応じて保育料が定められ、

前年の所得税額が16万~20万円の人の場合、保育料は月額0.4~4.3万円です。「認可外保育園」は所得制限はなく、預かる時間も融通を利かせてくれたりしますが、保育料は月額10~15万円程度と高くなっています。このほか、東京都には都の独自の制度として「認証保育園」があります。

【上野 やすみ】

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