結納や挙式・披露宴、新婚旅行にかかった費用の平均総額は396.8万円、このうち多くを占めるのは挙式・披露宴の代金です。
(1)結納・婚約
結納は、婚約を公にし、両家が新しい絆で結ばれたことを祝う儀式で、最近は略式で行なう人も多くなっています。
かかる費用の平均は、「仲人へのお礼」17.8万円、「結納の会場費」14.0万円、「両家の顔合わせ・会場費」5.6万円、「婚約記念品」35.5万円。このすべてを行った場合には合計72.9万円となります。
両家の顔合わせは個室のある料亭やレストランが人気で、料金は両家で折半する場合もあります。婚約記念品は、男性から女性へは指輪、女性から男性へは腕時計やスーツなどが多いようです。
(2)挙式・披露宴
挙式・披露宴費用の平均は303.1万円。シンプルでアットホームな演出や、自分なりのこだわりをもった演出が人気のようです。一軒家を貸し切るゲストハウスで披露宴を行う人も増えていますが、一般の式場やホテルなどより高い費用となっています。
費用は挙式・披露宴の2週間前~前日までに納めるのが一般的です。
このほか、結婚指輪が2人分で平均17.5万円となっています。
(3)新婚旅行
新婚旅行の費用平均は2人分で51.5万円。8割のカップルが新婚旅行に行っており、平均旅行日数は1週間、ヨーロッパ、ハワイ、南太平洋・インド洋、オーストラリアなどが人気です。お土産代の平均は14.8万円。結婚の報告やお祝い返しの意味もあり、通常の海外旅行のお土産よりも金額が高くなっています。
参考:「ゼクシィ結婚トレンド調査2006」「OZmallウェディング」
【上野 やすみ】