自動車保険/自動車保険関連情報

保険料率の細分化について(3)

保険料率の細分化についての最終章です。細分化と時を同じくした改訂事項などについて掲載しています。

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

自動車・バイク保険ガイド

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2.用途・車種区分の細分化

これまでは同一の保険料率を適用していた以下の用途・車種の保険料率が細分化されます。

これまで これから

自家用普通貨物車
(最大積載量2トン以下)

自家用普通貨物車
(0.5トン以下)

自家用普通貨物車
(0.5トン~2トン以下)

特殊用途自動車

特殊用途自動車
(キャンピング車)
特殊用途自動車
(その他)

3.ノンフリート等級別割増・割引率の変更

いわゆる無事故割引の割引(割増)率が一部改訂されます。(下表はAIU保険会社の例です)
前:改訂前 後:改訂後 +50などの単位は%

継続契約(更改)
等級 1 2 3 4 5 6F 7F 8 9 10
+50 +40 +30 +20 +10 0 -20 -30 -30 -40
+50 +30 +20 0 -10 -10 -20 -30 -40 -40
等級 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
-45 -50 -50 -55 -55 -60 -60 -60 -60 -60
-45 -50 -50 -55 -55 -58 -60 -60 -60 -60
新規(1台目)
等級 6A 6B 6C 6E 6D 06
年齢条件 全年齢 21才 26才 30才 年齢
条件無
ドライバー保険
+30 +10 0 0 0 0
+30 +10 0 0 0 -10

ご覧のように、新規契約時の料率にはあまり差がありませんが、継続時には結構な差が生じています。今まで割増だった4等級が割増0になっていることを筆頭に、割引かれる等級が下の方にシフトしています。ユーザーの皆さんにとっては喜ばしいことのように見えますが、「型式別料率制度」の導入で、保険料自体が底上げされていることで、結局プラスマイナスがなくなっているように感じます。現在契約中の方に、値上げ感をあまり感じさせないようにするための、保険会社の苦肉の策かもしれませんね。

※すべての保険会社で改訂が行われるわけではありませんし、改訂が行われる保険会社の間でも、まったく同じ改訂が行われるわけではありませんので、詳しくはお近くの代理店などにお問い合わせください。

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