投資を行う上で分散投資の大切さはよく耳にすることですが、これは、債券、株式、預貯金等の金融商品ポートフォリオの構成に関してだけではなく、円、ドル、ユーロ等の通貨ポートフォリオに関しても同じことが言えます。
円資産のみでポートフォリオを組むのではなく、ドル・ユーロ等の外貨資産もポートフォリオに組み入れることによって、今後の日本経済の先行きが不透明な現在、よりバランスのとれた分散投資ができるのではないでしょうか。
ここでは、多くの銀行が取り扱っている外貨預金を取り上げてみたいと思います。まず、外貨預金の魅力と言えば、高金利。ドル建て外貨定期預金の金利は通常2~3%と円定期預金の何倍もの利息がつきます。
ただし、外貨預金ですので為替リスクを負う上、為替手数料として通常、1ドルにつき往復2円の手数料が差引かれます(大和銀行の「外貨の達人」は為替手数料が1ドルにつき往復1円と通常の半額でお得!!!)。
しかし、外貨預金は、換金時に外貨のまま引き出したり、トラベラーズチェックで引き出したりすることが可能なため(一定の手数料が必要ですが銀行によっては手数料が優遇されています)外貨建て商品の中では比較的使い勝手の良い商品と言えるでしょう。