資産運用/資産運用をするときの鉄則

投資の基本スキルはセルフ・コントロール!(2ページ目)

人が眉をひそめるような投資法というのはあります。分かっていてもギャンブルのような投資にはまってしまうのはなぜでしょうか?欲求の使い方を間違えると、おのずとワナにはまっていく人間性に注意しましょう。

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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大事に扱われなければ手元に残らないお金


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右手を挙げている猫は金運を招き、左手を挙げている猫は人(客)を招くとされます。招き猫は商売繁盛の縁起物。両手をあげたものが珍しいのは、欲張りすぎると「お手上げばんざい」になるのがオチであるからです。
自己顕示欲に突き動かされる投資では、成功する確率よりも、自分だけがもらえる勲章をつかむことが目的なのです。ですから、教室で教えられたポートフォリオ(人並みの方法)でお金が増えても、本人の気持ちは晴れません。

自分はお金なんか・・・という人ほど、お金を使って自分の尊厳を確認しようとしています。しかし、それはお金にはちょっと失礼な実験ですね。お金が、人生の充足感を満たす代替品になっているのでしょうか?お金はもっと大事にしてくれよ!って文句を言っていると思います。お金は、大事にしてくれる人の元にしか残らないとは、真実です。お金を殖やすためには、お金に対する気持ちを整理する必要がありそうです。

【関連記事】お金は増えない本当の理由は心の中にある?

お金を、憂さ晴らしや一攫千金の道具にしないで、自分の大切な人生のための手段にしてください。そのためには、退屈であろうと、平凡であろうと、客観的に確率の計れる運用でお金を働かせてください。実際に、平凡なことをコツコツと続けることは とっても非凡なことなんです。

では、抽象的な考え方や気持ちが、収益に与える影響を数値で測るとどのくらいかというお話は次のページです。
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