資産運用/資産運用をするときの鉄則

大投資家の名言、ウォーレン・バフェット(2ページ目)

「たとえ10年間、証券取引所が閉鎖されても保有していたい企業を買いなさい」バフェットは、自分の銘柄選択術を説明しています。投資の基本は分散ですが、彼は集中投資により大きな成果をあげました。

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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分散ではなくて集中投資を徹底したバフェット

バフェットの教訓の大前提は、確信の持てる銘柄に投資していることです。そのためには本質的な企業価値を見極める調査と研究が必要となります。

バフェットは、みずから徹底的に企業調査を行い、分散よりも集中を心がけました。彼の会社であるバークシャー・ハサウエイ社の1997年の普通株ポートフォリオをご紹介します。彼の会社で保有していた銘柄は、以下の8銘柄でした。

・アメリカン・エクスプレス
・コカ・コーラ
・ウオルト・デイズニー
・連邦住宅金融抵当金庫
・ジレット
・トラベラーズ・グループ
・ワシントン・ポスト
・ウエルズ・ファーゴ

これら8銘柄で、317億ドル(3兆円超)を保有し、38%の年間リターンを達成していました。

だからといって、私たちが今からこれらの銘柄を買い揃えても意味がありません。これらの銘柄は今では、誰もが優良銘柄と認める企業ですが、バフェットはこれらの銘柄がまったく注目されていないときに、あるいは見捨てられているときに、企業の内在的価値から株価を割安と判断して、集中投資をしてきたのです。

私たちが学ぶべきは、バフェットの投資結果ではなくて、その根本にある考え方です。

凡人には大投資家と同じことはできません。また、真似ても意味がありません。しかし、根本の考え方を身につけて、あとはファンドマネージャーというプロに企業調査や利益分析をゆだねることができます。それが、ミューチュアル・ファンド(投資信託)と使うという選択の意味です。

≪大投資家の名言 バックナンバー≫

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