資産運用/資産運用するときの金融商品

株価は歴史的な割安水準!?(4ページ目)

日経平均は2007年8月から30%以上下落しました。株価の水準を示すいくつかの指標で見ても、日本だけでなく世界の株価は歴史的な割安水準となっています。すなわち、チャンスはだれにも平等にあるということ!

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

  • Comment Page Icon

いわゆる恐怖指数>40

株価を決めているのは、結局は人間心理なのですから、そこに注目するという手もあります。

投資家心理を反映する指標として有効とされているのが、アメリカのCBOE(シカゴ・オプション取引所)が算出・公表しているボラティリティ・インデックス(略してVIX)です。VIXは市場のストレス度を示すもので、通常は10~20の範囲内で動いていますが、有事には跳ね上がります。

VIX指数が40を超えると市場はパニックに陥っていると判断されることから、VIXは「恐怖指数」と呼ばれたりします。事実、過去に同時多発テロ(2001年9月)やエンロン不正会計問題(2002年7月)のときに40を超えた数値をつけています。株価はそこから反発しました。

最後に、全米一の投資指南役といわれるジム・クレイマーの言葉を紹介します。

「VIX指数が40を上回ると市場全体が本当のパニック状態に入ったことを示し、それが大底だ。現実問題としてVIXが35以上になればほぼ間違いないが、過去4回のメガボトムのいずれも、この指標が40を超えていた。反対にこの指標が30以下の時は、見せかけのボトムにすぎない」(『ジム・クレイマーの株式投資大作戦』より引用)

この恐怖指数はブルームバーグのサイトから、だれでも無料で知ることができます。

【関連サイト】ブルームバーグ 銘柄概要

このページのウインドウに「コード:VIX 取引所:IND」と入力すれば、現在のVIX指標を見ることができます。2008年9月30日の時点では43.8を記録していました。
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で資産運用関連の書籍を見るAmazon で資産運用の書籍を見る
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/4/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます