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株価は歴史的な割安水準!?(3ページ目)

日経平均は2007年8月から30%以上下落しました。株価の水準を示すいくつかの指標で見ても、日本だけでなく世界の株価は歴史的な割安水準となっています。すなわち、チャンスはだれにも平等にあるということ!

北川 邦弘

北川 邦弘

はじめての資産運用 ガイド

ファイナンシャルプランナー(CFP®)

ファイナンシャルDr.が、誰にでもできる普遍的なお金の殖やし方と心豊かに生き抜く戦略を伝授します。

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配当利回り>国債利回り

株価の収益要因には、インカムゲインとキャピタルゲインがあります。インカムゲインとは配当収益のことで資本政策で決まりますから予測可能で比較的堅実です。キャピタルゲインは株価の上昇による売買差益ですから、水もので変動的です。

経済が停滞し株価が低迷しているときに、キャピタルゲインの魅力はなかなか感じられません。環境が厳しい時には、インカムゲインに期待します。現在のような投資環境では、インカムゲインこそが株の保有目的として優先的に意識されますから、投資家は配当利回りに注目します。

配当利回りはもちろん高いほうがいいのですが、相対的に比較する対象としては国債利回り(日本国債)があります。もし、株式の配当利回りが、国債利回りを上回っているのであれば、キャピタルゲインの期待できない国債よりも株式の方を買ったほうが、将来の成果は大きくなりそうだと投資家は考えます。

現在の日経平均225の平均配当利回りは1.59%、対する10年もの国債の利回りは1.40%です(2008年8月末時点)。

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