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MRFって証券会社によって’金利’が違う?(2ページ目)

証券会社では利息がつかない?MRFの利回りはどこでも同じ?MRFは普通預金のようなもの?MRFに関する素朴な疑問のお応えしながら、正しい金融機関選びのヒントをお伝えします。

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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会社によってどのくらい利回りが違うの?

実績利回りは過去の結果ですが、2009年6月12日の時点では次のような利回りランキングとなります(2009年6月6~12日の平均実績分配)。

大和MRF   0.181%(最高利回り)
国際MRF   0.168%
野村MRF   0.164%
みずほMRF  0.161%
トヨタMRF  0.1525%
 (中間省略)
岡三MRF   0.1354%
新光MRF   0.1317%
日興MRF   0.125% (最低利回り)

より詳しくは次のサイトから調べることができます。
【関連サイト】MRF利回比較推移表

普通預金の金利なら、メガバンクはすべて0.04%と横並びです。定期預金にしても、ほとんどが同じです。(ネット銀行では各社がさまざまな金利体系を自由に競っていますが、それにしても小さな差です)

MRFは預金と同じ?

MRFと預金の決定的な違いは、MRFが投資信託であるということです。であるならば、リスクにも大きな違いがあります。

普通預金(1,000万円を超える元本)には銀行の倒産リスクがあります。預金とは銀行の資産ですから、銀行とその命運を共にする!というのが基本的な仕組みです。しかし、投資信託であるMRFには倒産隔離という機能があって、金融機関の信用リスクからは縁が切れています。MRFに関わる証券会社、運用会社、管理会社(信託銀行)のいずれが破たんしても、MRFはきそんすることがありません。

MRFは証券会社の普通預金のようなものなのですが、MRFと普通預金の違いを整理すると次のようになります。

・普通預金は元本保証、MRFで元本割れはしたことがない
・普通預金は確定利回り、MRFは実績利回り
・普通預金には金融機関の信用リスクがある、MRFは投資信託なので倒産隔離がで守られる

普通預金とMRFの共通点は以下の通りです。

・申し込みの手続きが要らない
・1円から預けられる
・いつでも出し入れ自由
・所得に対して20%の分離課税

証券会社各社では、系列運用会社のMRFを用意して、投資家の一時資金(投資されない資金)の預かり場所としてMRFを使っています。

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