企業年金・401k/企業年金・401k関連情報

その1 徹底比較!国年基金vs個人型401k(4ページ目)

自営業者などが利用できる自助努力による2つの国の年金制度。どちらが有利なのでしょうか?読者の素朴な質問に答えて徹底比較!あなたはどちらを選ぶ?

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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■比較2:積み立てられる金額でトクなのはどっち?

 国民年金基金は、毎月の掛金の上限が6.8万円です。ただし、将来受け取る年金額(口数)に応じた掛金額が予め決まっていますので、利用する口数を先に決めることで、掛金額が決まることになります。年金額に応じた掛金は、年齢と性別によって自動的に決まります。同じ年金額でも、年を取ってから加入するほど掛金は高くなります。また女性のほうがやや高くなっています。

 個人型401kでは、毎月の掛金の上限が6.8万円となっています。上限は国民年金基金と同様です。ただし、範囲内で自分で好きな掛金額を決めることができます。実際には5,000円以上1,000円単位で決めることになります。

 なお、会社員で個人型401kを利用する人の場合は、毎月の掛け金の上限は15,000円です。これは自営業者に比べて、厚生年金がある分、老後の資金準備はある程度できていると考えられるからです。

 両者を比較すると、積み立てられる金額は同じですが、自由に好きな金額を決められるという分、個人型401kがやや有利?という感じです。

 国民年金基金と個人型401kは、同時に加入することもできますが、その際は合計の毎月の掛金が6.8万円以内に収まるようにしなくてはなりません。

→ジャッジ!
 ・毎月の掛金額は同じなので、引き分け
 ・自由に毎月の掛金を決められる分、個人型401kがやや優勢

  →[比較3:税金でトクなのはどっち?へはこちら]
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