■比較1:加入できる人が幅広いのはどっち?
国民年金基金に加入できるのは、自営業者など国民年金保険料を毎月納めている人です。20歳以上の学生やフリーター、無職の人も対象に入ります。ただし、毎月きちんと国民年金保険料を納めていることが条件になります。
個人型401kに加入できるのは、国民年金基金と同様に自営業者などで国民年金保険料を毎月納めている人です。
また、個人型401kには自営業者だけでなく、企業年金がない会社の会社員も利用できます。国民年金基金には会社員は加入することができませんから、個人型401kのほうが、加入することのできる人の門戸は広く開かれているということになります。
ただし、会社員が加入した場合、毎月積み立てられる金額が少ないという違いがあります。会社員にとっては、似たような老後資金準備の制度としては財形年金などがあります。
また、自営業者等は2つの制度に両方加入することもできるのが特徴です。両方の制度に加入してそれぞれのメリットを活かすこともできます。
→ジャッジ!
・自営業者は国民年金基金、個人型401kに加入できる
・個人型401kは会社員の一部も加入できる
・国民年金基金と個人型401kの両方に加入することもできる