マネープラン/ゼロからはじめるマネープランの考え方

「今」を生き抜くサバイバル術!(4ページ目)

フリーターも正社員も将来設計はこんなに不安だったなんて!「どうすればいいの?」という声に答えます。サバイバルのポイントは2つ!「キャリア作り」と「自分なりの将来設計」だ!

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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 参考になるかは分かりませんが、私自身の場合を少しだけお話ししてこのコラムを閉じたいと思います。

 私は正社員ではありません。自分の能力を評価していただいていますが、いつ解除されるか分からない契約になっています。そういう意味では自分がこなしている仕事については、いつも真剣勝負です。

 また、自分がどう評価していただけるかということについて、いつも自分に点数をつけています。知識内容で負けないようにするのはもちろん、最新ニュースも抑えておかないといけないし、それらをどう分かりやすくアウトプットしていけるか。自分はまだ甘いと感じることしきりです。

 同時に自分の稼ぎは自分の能力にふさわしいものであるか常に自問自答しています。今はいささか身に余る報酬をいただいていると思っていますが、決してそれに満足してはいけないと思っています。さらに上を目指すためには何が自分に必要でどうすればそれが実現できるかを考えています(もちろん、仕事の内容に誇りと満足が抱けるかも大事なポイントです)。

 そして、その稼ぎに見合った自分の人生設計を考えています。結婚、子ども、住宅問題に老後の資金準備。今はまだ準備途上というところですが、今の自分の生活水準は自分の収入に見合ったものにしているつもりです。無理をしすぎないで、エンジョイできる生活を楽しんでいます(若い頃、お金がなかった頃は、それこそ毎日牛丼を食べて食費を削っていたものです)。

今は老後の資金準備にはあまり重点をおかず、自分のキャリアアップに投資をするように意識しています。将来の稼げる能力が増えれば、老後の資金形成の余力が増えると考えているからです。イメージとしては40歳には老後資金形成のプランを検討したいと思っています。

 住宅購入については私は行動の制限が生じるものとネガティブに考えているのでもうしばらくは賃貸で行く予定です。むしろ今のうちに資産形成をはかって、ローンの利用をなるべく抑え、早期返済ができるように務めたいと考えています。

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 ……あまり具体的な数字はありませんが、稼ぐ能力を育成しつつ、自分なりの将来設計を描くというニュアンスは少し伝わったでしょうか? ビジョンを描いておけば、現実の進路が変わったときには見直しをすれば修正ができるわけです。

 私は、本当にこんな時代に現役世代としてがんばっていくのは大変だと思います。私自身も今という世の中をサバイバルしている一人です。皆さんもぜひこんな時代を前向きに乗り切っていってください! お互い、がんばりましょう!


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