マネープラン/ゼロからはじめるマネープランの考え方

「今」を生き抜くサバイバル術!(2ページ目)

フリーターも正社員も将来設計はこんなに不安だったなんて!「どうすればいいの?」という声に答えます。サバイバルのポイントは2つ!「キャリア作り」と「自分なりの将来設計」だ!

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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まずは、フリーターも正社員も将来設計では安心じゃない、という事実について、きっちりと正面から向かい合って認めることが第一歩でしょう。それでは、どうすればいいのか。私は以下の2点を考えてみてほしいと思います。

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(A)いつ会社を辞めることになっても自分を売り込める
   能力を身につける
(B)自分なりの人生設計を自分でイメージする
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(A)いつ会社を辞めることになっても自分を売り込める能力を身につける

「自分を売り込める能力を身につける」というのは、自分のビジネススキルを客観的に評価し、自分はどれくらいで売れる人材なのか理解するということです。このとき必要なのは、自分の会社の内部だけの評価ではなく、どこにいっても自分は通用するかという広い視野です。

 自分の今の年収より自分の価値が高いなら、今すぐにも転職できるでしょう。もっと爪を磨いて将来のキャリアアップに備えてもいいかもしれません。ただし、その評価は本当に間違いないか自分を疑いすぎるほど疑ってみる姿勢が大切です。自信は大切ですが、過信は禁物です。

 逆に、自分の今の年収のほうが自分の価値より高いと思うのなら、今は実態より給料を高くもらえているラッキーな状態なわけですから、そのギャップを埋めるべく努力をしておかなければいけません。いつ会社が給料を引き下げるかも分かりませんし、転職をすることになったら年収が減ってしまうということになります。

 私も転職経験者ですが、転職を経験すると「自分の価格」を客観的に見る視点が養われるように思います。また自分を高く売ることを常に考えるようになると思います。

 転職未経験者については、勤めている会社に対して過度の忠誠心を持たないようアドバイスしたいと思います。忠誠心を持つことは大切です。しかし、自分の価値評価がそのせいでゆがんでしまうことのないように注意する必要があります。

 会社は必ずしも私たちの忠誠心に応えてくれるとは限りません(応えてくれるよい会社とは長くつきあえばよいのです)。私たちは会社の奴隷ではありませんし、基本的に会社と私たちは対等な関係であるべきです。そのためにも、私たちは自分の能力を高め、それに見合った給料を受けられるよう努力するべきだと思います。
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