生涯独身の不安は老後にあり!
生涯独身で行こうと考えている人の最大の不安は、実は老後にあります。独り身の気楽さはありますので、どこに住むか何をして過ごすかは自分ですべて決められます。しかし、お金についてはかなり周到な準備が必要になってきます。なぜなら、夫婦暮らしであれば2人分の年金がもらえる一方、独身ライフであれば自分1人分の年金しか受けられないからです。夫が会社員であって妻が専業主婦だった世帯の場合、夫婦で月額23.7万円がモデル年金世帯となっていますが、男性単身の場合、モデル月額は17.0万円にとどまります。(→厚生労働省HP)
稼ぎは自分のためだけに使えるため、子どものある夫婦よりリッチな生活を数十年続けてきた独身貴族も、年金生活に限ってみれば、収入は完全に逆転してしまいます。生涯独身ライフの不安はまさに老後にあるというわけです。
今までと同じ水準の生活をしたいと思ったら、かなりの金額を自分で準備しておかなければなりません。男性の65歳時点での平均余命は約23年ですから、仮に毎月15万円追加するくらいの生活費が欲しいとしたら、単純計算でも4140万円の財産が必要になるということです!
もし、老後もリッチに過ごしたい(少なくともお金に不自由しない程度に)と考えているのなら、現役時代から積極的にお金を貯め、増やすことを意識することが欠かせないというわけです。
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