反省2●リスクを過小評価しすぎてた!
株がいきなりこんなに下がるとは思わなかった、なんて言っている人はいませんか? もしかすると、そんなあなたは株式のリスクを過小評価しすぎていたのかもしれません。確かにここ1年ぐらいはほぼ一直線に株価が上昇してきました。昨年は一気に40%も株価が上がったのですから、値下がりのリスクについて油断してしまうのも仕方がないかもしれません。しかしながら、株価は下がることも多くあります。市場の平均でみて年率30%下落することは珍しくありませんし、個別の株式でいえば50%下落はよくあることです(だからこそ複数銘柄に投資してリスクを分散させるわけです)。
これだけ下落する可能性がある(だからこそ大きく値上がりする可能性もあるわけですが)対象で自分は投資をしているという自覚はあったでしょうか。なんとなく、自分自身に対する根拠のない自信(オレはうまく稼げるに違いない!)が芽生えてしまい、自信過剰になってはいませんでしたか。よく考えてみるとあなたの収益率は市場の上昇率と大差なかったのではないでしょうか。
運用においては、冷静に自分の能力と向き合うことと、市場のリスクをきちんと把握することが必要です。なお、安易に信用取引をしていた人も、自分がリスクを過小評価しすぎてはいなかったか考え直してみてください。下落リスクを甘く見て証拠金いっぱいの範囲で運用していませんでしたか?
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