マネープラン/定年前後に考える人生設計とマネープラン

団塊ジュニアのマネーヒント!(3ページ目)

団塊ジュニア向けマネープランガイドの後編です。6箇条を参考に「自分」のマネープランを考えよう。

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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6)「貯金」癖がつけば人生が余裕になる!

また、団塊ジュニア世代は「貯金」癖は必ずつけておくべきです。この世代は簡単にお金が借りられるようになったせいか、それともバブル崩壊後の厳しい財布事情のせいか、貯金をしないようになってしまいました。統計によれば、30歳代の世帯の28.4%は貯蓄をしていないそうです(家計の金融資産に関する調査)。

借金をなくす、という話にも関連しますが、貯金をしておけばどうしても必要な買い物は自分のお金を取り崩せばよくなります。自分のお金であれば利息はつきませんので、もっとも安く買うことができます(クレジットを使わなければ、量販店のポイントカードもたくさん貯まります)。借金をしないためにも貯金は重要です。

また、貯金がある人は人生に向かい合う余裕がまったく変わってきます。私の友人でもキャッシングでマイナス100万円の人と貯金が1000万円ある人(どちらも年収は同じくらい)がいますが、人生の楽しみ方がまったく違います。もちろん、貯金がある人のほうが余裕をもって過ごしています。極端な話、職場でもめたとき、とりあえず辞めてから就職活動してもいいわけですから、精神的な余裕は明らかです。

貯金癖のまだない人は、毎月の給料から振り込み日に10%くらいを別口座に移してみてください。どうしてもしんどいときは少し取り崩してもかまいませんが、原則として下ろさないことにしてみましょう。ボーナスも同様に10%残しておけば、1年立つと驚くほどのお金が貯まるはずです。

毎月2万円、ボーナスごとに5万円の貯金であっても、60歳までガマンできれば大きな財産になります。3.0%の年利がつけばなんと1600万円以上になります(期間は30年で試算)。これなら老後の心配はなくなりそうですね。ぜひ貯蓄癖をつけてみてください。

→まとめ 一歩先を「予測」し「備える」ことが大切だ
普通・自分を考えるセオリーを信じない稼ぎを増やす暮らしぶりを意識借金を避ける/貯金癖をつける/まとめ 一歩先を予測し備える
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