オトナオタクは資産運用に向いている?
私自身、オトナオタクのひとりとして、オトナオタクの皆さんには、ぜひとも経済的な安心を確保してオタクライフをエンジョイしてほしいと思っています。前回のコラムでも書きましたが、結婚を機にオタク趣味を封印するのは実に辛いことですし、定年退職を迎え自由な時間が手に入ったのに経済的にオタク趣味を封印する羽目になるのも実に悲しいことだからです。ですから、オトナオタクの皆さんには資産運用をしてほしいと思います。毎月使えるお金は減ることになるとはいえ、長い目で見ればオタクライフの寿命が延び、より充実した消費ができるようになるからです。
前回のコラムでは老後のオタク予算を確保するために、35歳から毎月1万円、ボーナスごとに6万円を積み立てて900万円を確保するモデルを紹介しました。平均すると毎月2万円もオタク予算を削るのは辛いことだと思いますが、その苦労で、死ぬまでオタク消費を続けることができるわけですから、絶対にその価値はあります。
しかし、預貯金だけの積立では、おそらく本当に欲しいだけのお金を貯めるのは大変でしょう(モデルでも年平均3%の利回りを想定していますが貯金だけでは不可能です)。そのとき考えて欲しいのは投資信託等の活用です。つまりリスクのある資産運用を行うことで(リスクを取ることで長期的には高いリターンを得られることになりますから)、最終的にはより多くの準備をしていけるわけです。
しかし、何も運用のスーパーテクニックを身につける必要はありません。国内と海外で投資をするインデックス型の株式投資信託を1つずつ購入し、それを継続的に続け、年に一回くらいメンテナンスすればいいでしょう。投資信託なら毎月5000円程度で十分スタートできます。「たかが5000円」と思わず継続的に取り組んでみてください。
ところで、私はオトナオタクの皆さんは資産運用に向いていると思っています。というのも、オトナオタクの皆さんのほとんどはパソコンとインターネットの使い方に普通の人より慣れているでしょうし、情報の収集力や感度においても優れていると思うからです。最初は分からないこともあるでしょうが、一度慣れればきっと皆さんのほうが上手な運用ができると思います。ぜひ、その適性を活かしてほしいと思います。
また、ネット証券の口座やネットバンクの口座はネットと郵便だけで開設できますので、店頭に顔を出すことをためらう人でも始められます。運用は誰とも会わずにスタートすることもできるのです。むしろネットを活用した資産運用のほうが営業を受けないため、じっくり継続できメリットがあります。とにかく、スタートしてみてください。
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オトナオタクのマネーTIPSについて少し書いてみました。オタクとマネープランについてはややネタ切れになりつつありますが、今思いつくところをおおむね書いてみた感じです。
買いたいだけ買い物をするだけが、オタクではありません。欲しいものを選んで、買い物の満足度を高めることもぜひ追求してみてほしいと思います。上手な買い物を考えるのはむしろ、「欲しいものは欲しいときに買うため」の手段なのです。オトナオタクとして楽しい日々になりますように!
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