賢く生きる3分間マネーハック/賢く生きる 3分間マネーハック

30代なら貯めるより先に今、投資しておけ!(3ページ目)

これだけ下落する市場を見れば、なんとなく投資を控えたくなるものです。しかし、あえて、今このときこそ投資してみてください。特に30歳代!なぜなら?……

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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関心がある人への応用編「ETFを継続購入」

さて、ちょっと投資に興味・関心がある人は、投資信託より少し本格的にやりたいと思う人がいると思います。こうした人については、ETFをコツコツ買うのも十分にアリです。
ETFは株式市場で直接売買できる投資信託の一種で、トピックスや日経平均株価に連動して動く商品が多いのは普通の投資信託と同じです。しかし、普通の投資信託と比べて以下のような違いがあります。
 ・市場が開いている間、値動きがリアルタイムで動く
 ・購入時および解約時には株のように売買手数料がかかる
 ・信託報酬は一般の投資信託よりかなり低い
 ・定額拠出かつ定期的な積立購入の仕組みはない

つまり、積立投資信託のように自動的な引き落としをするのではなく、「今日あたり割安だから○○円くらいで購入してみよう」と本人が意識的に売買指示をしなければいけないということになります。
しかし、そのほうが「楽しい」でしょうし「参加意識」が高まることも間違いありません。投資について学んでいきたいという興味と意欲がある人はこちらの方法でチャレンジしてみてもいいでしょう。

この場合、注意したいのは「しっかり意思をもつ」ということです。少なくとも「毎月いくらくらい拠出していいのか予め決めておくこと」と「定期的に必ず購入するルールを決めておくこと」が大切です。
まず、無制限にお金を入れてしまって日常生活費がなくなるのは本末転倒です。投資は欲望との戦いでもありますので、毎月○○円まで、というルールはしっかり決めておくほうがいいでしょう。
また逆に、購入をためらったまま何ヶ月も過ぎてしまうのでは積立投資信託をしておいたほうがマシということになってしまいます。タイミングは自分なりに考えてみるが必ず毎月一回は購入するとか、3カ月ごとにいくらくらいは必ず購入するといったルールを設けておくといいでしょう。
なお、手数料を考えると、あまりに少額の場合投資信託のほうがお得になることもあります。仮に10000円分の購入に525円かかれば、5%ということになってしまい、投資信託の購入のほうが割安ということになってしまいます(維持費はETFのほうが割安になりますが)ので注意してください。

ETF積立に関心がある場合、少なくとも以下のことが必要です。
 ・証券口座を開く
 ・基本的な売買のやり方が分かる
 ・ETFの仕組みが分かる

商品についてですが、野村アセットマネジメントのETFが購入単価が低く、毎月定期的に購入するなら、おすすめできます。具体的にはTOPIX連動型上場投資信託(1306)あたりがいいでしょう。

→「無理なく」「続ける」ことがポイント。まとめは次ページへ
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