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「5」の年は人生設計の分かれ道![45歳編後編] 45歳から老後のために3000万円!

人生設計の分かれ道は「5」の年齢にやってくる!45歳で考える老後資金準備の目標の目安は3,000万円! 今からどうやって貯める? 本当に貯められる? とにかく早く始めよう!

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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■退職金や企業年金に期待しすぎるのは危険!

 国の年金が、なんだかんだ言いながらも老後の生活の柱の中心なら、退職金や企業年金は老後の生活の柱のナンバー2です。国の年金が基本的な生活を助けてくれるなら、退職金や企業年金は生活のゆとりに貢献してくれます。

 しかし、この退職金や企業年金も、期待しすぎるのは危険な情勢になってきました。新聞でも退職金や企業年金のカットのニュースが目につくようになってきました。銀行などでは40%以上のカットという報道もあります。

 40%カットはかなり厳しい話ですが、会社が倒産してしまった場合などは、90%カットになったなどということもあります。また、会社がなんとか維持できても退職金の支払いまで手が回らず、泣く泣く20~30%カットというところも増えてきているようです。

 退職金や企業年金については、退職金規程に書いてあるから必ず大丈夫という保証はありません。労使交渉の状況によっては、今年あるいは来年カットされる場合もあります。実際に受け取るまで、分からないというのが本当のところなのです。

 そうなると、第3の柱として、自分で老後のために備えておくことが重要になってきます。すでに説明したとおり、年金生活に入ってから貯めることはほとんど不可能ですので、定年退職をする前にできるだけ準備しておかなければなりません。

CHECK POINT
  ・退職金や企業年金に頼りすぎるのは危ない
  ・退職金や企業年金は、もらう直前にいきなりカットされることもある
  ・老後資金準備の第3の柱として自分で備えることが必要
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