夫が失業したとき、絶対にやってはいけないこと、4つ
さて、今度は夫が失業したそのとき、絶対にやってはいけないことをいくつか紹介します。●間違った倹約~求職費用を節約する
前ページで「倹約を!」と書きました。しかし、こちらのページでは「ここは節約してはいけない」という話です。それは求職活動にかかる費用です。求職活動には時間がかかる場合もあります。また、移動にお金がかかったり、スーツ等の購入費用が必要になることもあります。しかし、こうした費用についてはあまり倹約しないようにしてください。結果として仕事がみつからなかったりしては意味がないからです。
また、求職活動はストレスと向かい合いながらも、覇気が求められる戦いの場でもあります。そこで、「お昼代は300円。公園のベンチで菓子パンでも食べればいいでしょ? もともとあなたが悪いんだから」とやられると、戦闘意欲がどうしても落ちてしまいます。求職費用はほどほどに節約してください。
●間違った収入源確保1~消費者金融に頼ること
今度は間違った収入源についてです。一番間違っているのは消費者金融の活用です。クレジットカードのキャッシング枠も同様です。メインバンクのパーソナルローンは比較的低利ですが原則こうした「借金」は避けてください。
借金してすぐに再就職が決まれば、なんとか回復も可能なのですが、借金がかさむと無職にもかかわらず返済が追いかけてきます。再就職に時間がかかってしまい、返済のための借金をしてしまうと、もう後は雪だるま式に借金が増えるばかりです。とにかく、収入がないときに借金は厳禁です。
●間違った収入源確保2~ギャンブルにチャレンジすること
ギャンブルで一発当てて、当座の生活資金を確保しよう、というようなアプローチも避けてください。競馬にしろ、宝くじにしろ、パチンコにしろ、胴元が基本的に儲かる構図なのは間違いありません。基本、損する仕組みです。
ラッキーであれば、確かに投下した金額以上のリターンになるかもしれませんが、失敗すれば「3日分の食費に相当する額を1時間でなくした…」ということになりかねません。
もともと冷静な状態にないうえ、負けが込んでさらに大金を投下するようなことをすれば、これまた冷静に勝負をできるはずもありません。負ける可能性が高まるばかりだと考え、ギャンブルはしないでください。
●間違った収入源確保3~株で一山当てようと狙うこと
無職のときに、まとまったお金は幸いあるので、「今からデイトレードやFXをやって、お金を増やせばそれで生活できる」と思うことも止めましょう。ギャンブルよりは条件がいいとは思いますが(少なくとも胴元がいない)、冷静でない状態の判断がうまくかない可能性のほうが大きいからです。
自信過剰であったり、背水の陣(これで稼げなければ生活が成り立たない)の状況で運用にチャレンジすることは、敗戦確率を高めるばかりです。特に未経験者がそうしたリスクを取って勝ち残る可能性はほとんどありません。貴重な資産をみすみすなくしてしまうことのないようにしましょう。
また、夫がそういう提案をしてきた場合にも「その時間とお金を使って新しい仕事を探したほうがいい」ときっぱり言って、止めさせるといいでしょう。
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