「会社に人生を預けるな」は正しい?
「会社に人生を預けるな」という本があります。勝間和代氏の近著です。終身雇用の問題について疑問を投げかけている本で、「リスクリテラシー」というキーワードが表紙に書かれています。氏の近年の書籍同様、ベストセラーになっているようです。筆者は以前、氏の著書である「銀行にお金を預けるな」にツッコミを入れて、『銀行にお金を預けるな、は間違いだ』というコラムを書いたことがあります。銀行に依存するな、という基本スタンスには賛同するのですが、銀行預金を資産形成の起点とすべきことは一般個人にとって重要なポイントであって、その点を指摘したものです。
もしかすると、筆者は反勝間和代氏の急先鋒と思われているのではないかと、勝手にドキドキしているのですが、とりあえずカツマーな方々からお怒りの投書が寄せられることもなく、FPとして活動を続けられています(だったら、最初から書くな、と言われそうですが)。
そんな筆者が今回は氏の著書に賛同する記事を書いてみたいと思います。「会社にリスクを預けるな」についてFP的に触れてみたいと思うのです。というのは、FP的に考えるべきテーマがたくさん含まれていると感じたからです。
(目 次)
●ひとつの会社への依存度合いが高いことがもっとも危ない?
●会社へ依存せず、「自分」を作るいくつかのテクニック
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