資産運用/資産運用をするときの鉄則

投資に効く「レバ子」って何者?

レバレッジを活用する意識の高い人を、男性なら「レバ男」、女性なら「レバ子」と呼ぶそうですが、私たちが使えるレバレッジには、いくつかの種類があります。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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レバレッジを活用しよう

小さな力で大きなものを動かすことを梃子(レバレッジ)効果と言います
レバレッジを活用する意識の高い人を、男性なら「レバ男」、女性なら「レバ子」と呼ぶそうです(笑)。ご存じの通り、レバレッジとはてこの原理という意味であり、小さな力で大きなものを動かすということです。投資でもよく使われる言葉ですが、もちろん起業においても使えます。

レバレッジはスピードであり、より大きな力を引き出せるパワーでもあります。自分一人だけで成功するのは容易ではありませんが、自分以外のチカラを借りることで、より楽に、スピーディーに資産形成をすることができます。今回は、私たちが使えるレバレッジのうち、代表的なものを紹介します。


お金のレバレッジ

自分のお金だけで投資やビジネスをしようとすると、大したことはできません。僕は投資をしようと決めた時、貯金は70万円しかありませんでした。数ヶ月間がんばって節約して貯金しましたが、それでもたった300万円。だったら他人のお金を使えばよいと気づいたのです。

不動産投資はこのレバレッジを大いに効かせることが可能です。現物不動産という目に見える資産には、銀行がお金を貸してくれます。実際、多くの人が、少ない自己資金で安定収益源をつくりました。

他にも、株の信用取引、商品先物や外国為替の証拠金取引などでレバレッジを効かせることができます。特に外国為替証拠金取引では、自己資金の100倍などというハイレバレッジがかけられるので、瞬時に大きく儲けることが可能です。

しかし、レバレッジをかければかけるほど、その分リスクも高くなりますので、お金のレバレッジを効かせるには、自分が許容できるリスクを知り、恐怖を乗り越える必要があります。例えば借金をすることが怖い人は、お金のレバレッジを使えません。この恐怖を乗り越えることは、いち早くお金を作るために非常に重要です。


知恵と経験のレバレッジ

いずれの分野でも、自分で勉強して全てマスターしようとすると、長い時間と労力がかかります。時間が経つと内容が陳腐化するかもしれないですし、数多くの分野を学ぶことも物理的に限界があります。

だったら他人からを学べば良いのです。例えば仕事でわからないことや判断に困ったことがあると、同僚や先輩、上司に聞きますよね。投資やビジネスでも同じことをすればよいだけです。

自分で学べば何年もかかるようなことでも、専門家に聞けば一瞬にしてわかります。また、世の中には様々なノウハウがあふれています。書物はもとより、各種セミナー、教材、ビデオ、CD等々、世の中の億万長者や成功者の知恵が凝縮された教材に容易にアクセスできます。

彼らは何をすべきか、何をすべきでないかを知っています。壁にぶつかったとき、どう対処すればよいかを知っています。先人の知恵に学べば、あなたの時間とお金の損失を防ぐことができます。先人の知恵と経験を活用することで、あなたはワープしたかのごとく、成功までの時間を短縮できます。


時間と労力のレバレッジ

タクシーを使えば、車内で電話ができたりして時間を有効に使えます。他人を雇えば、いやな仕事は自分でやらなくても、その他人がやってくれます。

会社の仕事も同じですね。
あなたがやらなければならない仕事、あなたがやるから価値がある仕事はたくさんあるはずです。でも多くの人は、雑務や重要でない緊急な作業に忙殺されているのではないでしょうか。でもそういう仕事は、部下やスタッフに任せればよいのです。

投資でも同じです。不動産投資なら、フィーを払って優秀な管理会社を雇うことによって、物件の保守・メンテナンス、家賃管理、賃貸付けなどをやってもらえば、ほったらかし運用が可能です。

お金がもったいないからといって何もかも自分でやろうとするのは、コストパフォーマンスが悪い場合があります。お金は稼げば入ってきますが、時間は使ったら戻ってきませんから。

起業だって、経理やウェブサイト制作など外注をうまく使えば、自分は本当に重要な仕事に集中できます。


システムとツールのレバレッジ

システムというのは、仕組み化し、自動化することです。自動操縦するためには、仕組みにすること、つまりシステム化が不可欠です。でなければ、常に自分が働き続けなければなりませんからね。

ダイエット食品のスリムドカンで有名な「銀座まるかん」の創業者である斎藤一人氏は、高額納税者番付で日本一になるほどの人ですが、彼は日本全国を放浪したりして、会社にはほとんど顔を出さないそうです。社員もどこにいるか知らないという状況だそうです。それでも会社は回り続け、利益を生み出し続けています。

会社経営というのは、社長がいなくても回るためのシステムを作り上げていくことだと言い換えることができます。一つ一つの仕事を誰でもできるように手順化、マニュアル化し、役割分担を決めているから、自分がいなくても自動的に回っているのです。

株式投資で使う、自動売買ソフトもそうです。都度売買注文を出さなくても、売値や買値を設定しておけば、ソフトが自動的にやってくれるわけですから、自分の時間が非常に有効に使えるわけです。

貯金が苦手な人は、自動引き落とし・自動積み立てをすればよいのです。何も意識しなくても、自動的に貯金されていきます。自動化する、システム化する、ということは、あなたを自由にするために、非常に重要なレバレッジです。

投資でもビジネスでも本業の仕事でもそうですが、常に「どうやったらシステム化できるか」を意識しながら取り組んでみましょう。

他にもまだまだある、成果を数倍にするレバレッジ→次ページへ
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