そして、そこにいるのは上昇志向が強くアグレッシブな「野武士」みたいな人たちですから、コンサルタントの中には、自分の年俸を不満に感じ、会社に年奉交渉をする人もいました。

そんな人がいる中、「自分ももっともらいたいな」と考えるようになりました。その気持ちを上司に相談した時、彼はこう言いました。「収入は自分から要求するものではなく、人から認めてもらうものだ。努力し成果を出せば、収入は後からついてくる。欲を出して最初に収入を得ようとすると、必ず後でつらくなる。年俸のことは考えず、今自分がやるべきことに集中しなさい。」

その時はあまりピンと来ず、「はあ、そういうものですかねえ。」と答えた記憶がありますが、後になって、やはり高い年棒を要求してはいけないことを理解しました。外資では年奉交渉により、高い報酬を勝ち取ろうとする行為は当たり前だと思われているかもしれませんが、実はそうではなかったのです。

高い報酬を要求するということは、それ以上のパフォーマンスを示さなければ、会社にとっては「割高」に映ってしまいます。そして当然ながら「疎ましい」。周囲からもパフォーマンスを出せないと、「あいつはあんなにもらっているのに、能力が見合っていない」と思われます。そうして居辛くなったりクビの対象にされたりしやすいのです。

しかし、認めてもらって昇給し、「割安感」があれば、会社にとっては手放せない人材です。周囲からも「あの人があれだけもらうのは当然だ」と評価されます。そうすると、会社からも周囲からも認めてもらえるので、リストラされにくいし、そこに自分の居場所が見つかります。私自身の経験からも、そう言えます。

20代のうちは、「給料やボーナスの不満を言わない」「同僚が先に昇進しても、文句を言わない」ということを心がけましょう。


【生涯年収10億稼ぐ5つの力】
1、覚悟する力
2、引き受ける力
3、不満や陰口を言わない力
4、目の前のことを徹底的にやる力
5、楽しむ力

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