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Excel活用シリーズ 2 Excelで金額を分類する(3ページ目)

Excelは関数を組み合わせることにより、今まで手作業でしていたことが簡単にできるようになります。今回は、IF関数を利用して自動的に金額を費目別に分類し集計します。会社だけでなく家計簿にも応用できます。

執筆者:酒井 雄二郎

 ◆ AND関数で判断する <Indexに戻る>

G列(その他)には、D列(事務用品費)、E列(光熱費)、F列(通信費)以外の費目を表示するようにしますので、IF関数とAND関数を組み合わせた次のよう な計算式を入力します。

   =IF(AND(B2<>$D$1,B2<>$E$1,B2<>$F$1),C2,"")

AND関数は、AND(論理式1,論理式2,…) という書式で表され、カッコ内のすべての論理式が成立するときに、真(TRUE)の値を返します。

最初の論理式 B2<>$D$1 は、「入力した費目名(B2)がD列の項目名($D$1)と等しくない」という意味です。

さらに、E列、F列の項目名とも比較して、すべての論理式が成立している場合は金額をG列(その他)に表示し、ひとつでも論理式が成立していない場合は空白を表示します。

少しむずかしくなりましたが簡単に言うと、AND関数で(事務用品費)でも(光熱費)でも(通信費)でもない金額を 判断し、それを(その他)に表示するようにしたのです。計算式をそれぞれのセルに入力し、下にコピーすると次のようになります。

試しに費目名を変更してみてください。正しい列に分類されたでしょうか?

 ◆ 書式を設定する <Indexに戻る>

最後に罫線と色を設定して、見栄えのよい経費明細表にします。金額が表示される欄は[セルの表示形式]を[数値]にし、3桁おきにカンマで区切るようにしました。

また、最終行にSUM 関数で項目別の合計金額が表示できるようにしました(図をクリックすると大きく表示されます)


今までの 説明でお分かりのように、一見、複雑な処理をして金額を分類しているように見えますが、実際は関数で費目名を判断し、同じであれば金額を表示させ、同じでなければ空白にしているだけです。このように、Excelでは関数 の組み合わせにより複雑な処理を簡単に行うことができます。

 ●参考 ガイド記事

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