「どこドア」の動作環境は、複数のマシンがLANでつながっていて、TCP/IPプロトコルが使えることが条件。各パソコンのWindowsのバージョン(Windows 95/98/Me/NT/2000/XP)が異なっていても動作する。
ただし、ハードの切替器でないので、キーボードやマウスが、まったく要らなくなるわけではない。各パソコンが正常に起動しログオンするまで、キーボードやマウスは必要だ。あくまでも、1組のキーボードとマウスで他のパソコンを操作できるというのが「売り」だ。
でも、これだけでもありがたい。違うパソコンのマウスを操作して、「動かない!」と慌てることもなくなる。第一、キーボード切替器より値段が断然安い。
切り替えは、マウスポインタを画面の端に動かす方法とキーボード([Ctrl]+[Alt]+矢印キー)による方法がある。これで、かな漢字変換、[Windows]キー、[Alt]+[Tab]などすべてのキーボード操作が切り替え先でもできる。さらに、ホイール付きマウス1つだけで複数のマシンでホイール操作が可能になる。
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パソコンをセットする
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異なるバージョンのWindowsでも動作するかを確認するため、正面に19インチ液晶ディスプレイ(本体 WindowsXP)、左側に15インチ液晶ディスプレイ(本体 WindowsNT)、右側にノートパソコン(Windows98SE) をセットした。それぞれのパソコンは、LAN経由でADSLモデムに接続してある。
「どこドア」を3台のパソコンにインストールし、起動する。「どこドア」を起動すると、タスクバーの通知領域にドアのアイコンが表示される。
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設定する
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19インチ液晶(本体 WindowsXP)の通知領域にある[ドア]アイコンを右クリック→[接続設定]を選択すると、次のダイアログボックスが表示される。[右の画面に移動する]にノートパソコン(Windows98SE)、[左の画面に移動する]に15インチ液晶(本体 WindowsNT)のIPアドレスまたはTCP/IPホスト名を指定する。
なお、リモートPC側では「どこドア」を起動させるだけで、以上のような設定を行う必要はない。