音楽を聞いたり、作ったりするときに使うなら
音楽を聴いたり、作ったりする場合に重要なのは、静寂性です。Macならどのモデルも静寂性に優れているので、あとは目的の応じてデスクトップにするか、ノートブックにするかを考えるだけ。さらに音質のよいスピーカーも必須でしょう。内蔵のスピーカーでもよいですが、Macなら音質劣化が少ない光デジタル入出力を使って、AVアンプやスピーカーに接続することも可能。光デジタル入出力は、MacBook AirとMac miniを除くすべてのMacに搭載※されています。
※Mac Pro以外はオーディオ出力端子/入力端子が光デジタル入出力をかねている
Mac miniとMacBook Airは光デジタル入出力はなく、内蔵スピーカーもモノラルなので、この2つのMac以外ならどのMacでも音楽制作にはおすすめできます。その中でも、プロのミュージシャンに愛用者の多いMacBook Proがベストチョイスとなるでしょう。
音楽関係のソフトウェアについては、iLife’09のGarageBandが標準でついてくる以外にも、Logic StudioやLogic Expressなど、プロも愛用しているソフトウェアをApple自ら提供しています。
ゲームを楽しむときに使うなら
ゲームソフト自体は圧倒的にWindowsのほうが多いですが、MacはWindowsも動作するので問題ありません。一般的なゲームならば、iMac程度の性能でもそこそこ楽しめるものの、特殊なゲームでは要求スペックが高いものもあります。たとえばCrysisというゲームソフトは、必要環境でPentium 4 2.8GHz以上、RAM 1GB、ビデオカードのメモリは256MB以上となっており、iMacの最安モデルではビデオカードのメモリが不足しています。このCrysisというゲームは推奨環境でIntel Core 2 Duo 2.2GHzのCPU、RAMは2GB、ハードディスクは12GB、ビデオカードはNVIDIA GeForce 8800GTS/640MB以上というものすごいスペックを要求するため、Mac Proを推奨環境に近づけると50万円以上の構成になってしまいます。
さすがにMac Proをゲーム目的で買う人はいないと思いますが、Windowsで3Dゲームも楽しもうと考えているのであれば最低限iMacの2.44GHzモデル以上は必要となるでしょう。
私自身も愛用しているiMac。ワイドスクリーンで広い画面はゲームにも最適です |
小説・記事執筆用に使うなら
小説や雑誌記事などを執筆する用途でも基本的にはビジネスの場合と同様、MacBook Air、MacBookやMacBook Proなどのノートブックタイプがおすすめですが、資料などを調べたいときなど、たくさんの画像や資料を閲覧する必要がでてくるような場合は、iMacのように画面の広いデスクトップモデルも捨て難い魅力があります。スペックはそれほど必要ではないので、Mac miniとCinema Display※に、ワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスという組み合わせも悪くないでしょう。
※Mac miniの場合、1920×1200ピクセルまでのデジタル解像度に対応、20インチApple Cinema Display、23インチApple Cinema HD Displayに対応