というわけで今回は、使用目的別におすすめのMacを紹介しましょう。
ビジネス、メール・インターネット用に使うなら
ワープロや表計算などのビジネス用ソフトウェアの利用や、インターネットとメールがメインの使い方ならば、多少性能が低くても携帯性に優れたマシンを選ぶとよいでしょう。いちばんのおすすめは、性能と携帯性の両方が優れているMacBook Air。同様に、MacBookやMacBook Proなどのノートブックタイプもよいでしょう。ソフトウェアの面でもMac OS Xに標準で搭載されるSafariは美しいフォントとジャギーの出ない画像表示、未読数を数字で知らせるRSS機能など、他のブラウザと比べても閲覧性に優れています。iLife’09のiPhotoやiWebに代表されるソフトウェア群は、操作が簡単でありながら高い品質の結果が得られるため、ビジネスにおいても写真を整理してネットで公開するという一連の作業などの効率化が期待できます。
ほかにもプレゼンテーションならiWork’09に同梱されるKeynoteは、他のソフトでは真似できない驚きのエフェクトが満載。
薄さと軽さを両立しながらも、1280x800の広い画面にWebカメラも内蔵しているので、そのままでビデオチャットもできます |
写真・グラフィックス作成、編集用に使うなら
映像や写真、グラフィックなどが目的ならば、広いディスプレイが使えるiMacやMac Proなどのデスクトップモデルがおすすめです。ただしPhotoshop CS4では、Shader Model 3.0以上OpenGL2.0以上が要求されるため、Macのモデルのうち唯一条件を満たさないMac miniはおすすめできません。その他のモデルでも性能も高ければ高いほど良いですが、特にメモリは4GB以上は欲しいところ。もちろん、ノートブックタイプでも外部ディスプレイを使用すれば広い画面が手に入るため、MacBook ProとLED Cinema Displayの組み合わせも悪くないでしょう。むしろマルチタッチ機能を持ったトラックパッドがあるため、Photoshop CS4のマルチタッチサポートなど、メインで使用するアプリケーションによってはそれがベストな選択になる場合があります。
ほかにも、映像編集など、暗いところで使用することが多くなるのであればバックライト搭載のキーボードが便利で、これらはMacBookの2.4GHz版とMacBook Air、MacBook Proに搭載されています。
ソフトウェア面では、標準でバンドルされるプレビューでもある程度の編集ができますし、iLife’09のiPhotoやiMoveを使えば基本的な編集や管理も簡単。
高価なMacBook ProにLED Cinema Displayの組み合わせはなんとも贅沢です |