パソコンには大きく分けてノートブックとデスクトップの2種類がありますが、Macの場合、MacBook、MacBook Air、MacBook Proというようにノートブックには~Bookという名前がついています。デスクトップはiMac、Mac mini、Mac Proの3種類※。将来的に新機種が出ても、Bookという名前がついていなければデスクトップの種類だと思っておいて間違いないでしょう。
※Xserveはサーバーモデルなので除外します
Macの場合、Windowsパソコンに比べ種類が整理されているので、「Macをどこで使うのか」「Macを使って何をしたいか」を考えると、おのずと選ぶべき形状は決まるでしょう。
ノートブック型Macを選ぶ
家で使っていても片付けやすく、省スペース。無線LANを使えば家のどこでもネットが楽しめる。外に持って行くこともあるなら、ノートブック型がおすすめです。性能やハードディスクの容量をそれほど気にしないなら、予算が20万円以下でも十分おつりがきます。デスクトップ型との性能差、価格差も昔ほどではありません。所有する喜びが高いMacBook Air
いきなりですが、ノートブックでのおすすめはMacBook Airです。薄くて軽く、処理能力も高い。ノートブックとしての本来の目的である携帯性も高く、それでいて1280x800の広いディスプレイが使えます。値段が少々高く、拡張性が低い点が気になりますが、所有する喜びが極めて大きいマシンです。薄さと軽さを両立しながらも、広い画面にWebカメラも内蔵しています |
最も安くてそこそこの性能を持つMacBook
できるだけ、安いノートブックのMacが欲しいなら、おすすめはなんといってもMacBook。最も安いホワイトポリカーボネイトボディのモデルなら、114,800円から購入できます(2009年1月現在)。それでいて、グラフィックボードはアルミニウムボディのものと同じで、3Dゲームなどもサクサク動作します。しかもこのモデルは他のMacBookシリーズには無いFireWire 400ポートも内蔵しているので、古いビデオ機材を所有しているのなら迷わずこのモデルを選択すべきでしょう。アップルによる詳細のページはこちら、ちょっと見つけにくいので注意しよう |
もちろん、アルミニウムボディのMacBookも13万円台から購入できます。アルミ削り出しのボディは高級感もあって、他社製のパソコンでは絶対見られないような堅靭な雰囲気が漂っています。
できるだけ高性能なモデルが欲しいならMacBook Pro
ノートブックでプロフェッショナルな作業もこなしたいのであれば、小さい画面では物足りなくなることも事実。グラフィックやビデオ編集、音楽を思う存分楽しむのなら、おすすめはMacBook Proシリーズです。広々した画面で作業できるMacBook Proなら、デスクトップの快適さとノートブックの携帯性を両立できます |
15インチモデルでは1440x900の画面解像度、17インチモデルなら1920x1080もの画面解像度で作業できます。さらにMacBook Pro 17インチモデルはMacBookシリーズで唯一最大搭載メモリが8GBとなっており、巨大なデータを扱うストレスの大きい作業も難なくこなせてしまいます。
なおMacBookシリーズはすべて拡張デスクトップに対応しているため、外部モニタをつなげれば、マルチモニタでよりいっそう広い画面で作業ができるようになります。
最近流行のUMPC(ウルトラモバイルPC)に属するような機種はMacにはありません。UMPCは携帯性に優れていますが、その分、画面も狭くて文字が小さくなります。5万~10万円で安いといっても、処理能力も低く、それなりの性能しかありません。Windowsの利用が前提でも、最近のアプリケーションは高いハードウェアスペックを要求するものが多いため、結局UMPCでは使えないアプリケーションが多くなります。
UMPCは用途を限定すれば使えるパソコンですが、それ以上のことをしようとすると、結局別のパソコンを使うことにもなりかねません。お金がない場合こそ、長く使えるものをそれなりの値段で購入するというのが、結局賢い選択ではないでしょうか?