画面切り替えアニメーションに3Dがある「PowerPoint 2008」

PowerPoint 2008からの新機能としては、エレメンツギャラリーはもちろん、スライドをiPhotoへ画像として書き出す機能や、最近のMacに付属する「Apple Remote」でページ送りが可能になっている点が目新しい。
Windows版 Office 2007で追加された配置ガイド機能(固定ガイド/移動用ガイド)も利用可能だ。「表示 > ガイド > 移動用ガイド」が初期値でオンになっており、図形ドラッグ中に他の図形との位置関係を示す補助線が表示されるようになっている。
図形の回転方法もWindows版と同等の操作性になっており、使いやすくなった。

なお、Mac版のPowerPoint には前回のバージョンから画面切り替えアニメーションに3Dが搭載されている。これは、Windows版の最新版 PowerPoint 2007にもないMac版オリジナルの機能だ。
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PowerPoint 2008のエレメンツギャラリーでは「画面切り替え」のアイテムを選択すると、編集中の画面で画面効果のプレビューが再生される

さらに使いやすくなった「Entourage」と「My Day」という小さなユーティリティ

Mac版 Office では「Outlook」の代わりに、「Entourage(アントラージュ)」と呼ばれるソフトがメール、スケジュール、アドレス管理などを行う。できることは「Outlook」によく似ているが、操作性は若干異なり、Entourageでは検索フィールドが右上に常に表示されているため、受信済みメールやスケジュールの中から、目的のデータをすばやく絞り込むことができる。Entourage 2008では、画面レイアウトと操作性が変更され、さらに視認性や使い勝手が向上している。
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検索フィールドが常時表示されているので、すばやくメールを絞り込むことができる

そして今回、Entourage 2008に追加された機能である「My Day」は、最前面に表示される小さいウインドウに必要最低限の予定表を表示するユーティリティ。邪魔にならないサイズで表示されるため、常に表示させておくことでスケジュールや作業の優先順位を忘れないようにすることができる。control + Mのキー操作で簡単に表示/非表示を切り替えることもできるため、邪魔な場合でもすばやく隠すことが可能だ。
そして「My Day」の画面でTo Doや予定をダブルクリックすれば、すばやく予定の変更やメモをとることができるので、ちょっとしたアイデアを書きためておくのにも便利だ。それほど複雑な機能は提供しないが、これによりEntourageの使用頻度がグッと上がる。
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「My Day」の役割は、今日のスケジュール、To Doを表示し、消化したTo Doにチェックを入れたり、To Doを追加したりすることが可能だ。初期設定では「表示する To Do アイテム」の設定が「今日中」となっているため、すべてのTo Doが見えない。消化済みのTo Doを除くすべてのTo Doを表示するにはこの設定を「今日から開始」に変更しておこう

関数作成機能が一新された「Excel 2008」

Mac版 Excel 2008では、“数式パレット”や“数式オートコンプリート”という機能が追加された、これによって関数の挿入や計算する範囲の指定がより簡単になっている。このほか、グラフの種類が増え、エレメンツギャラリーから呼び出せて、レポートや予算管理などをにすぐ使えるテンプレートが追加された。
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従来だとダイアログが表示されていた引数の範囲指定がより操作しやすくなった。複数の範囲指定も簡単に行える

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Excel 2008では、データ互換性は確保されているものの、1つの文書で利用できるが56色に限定される
ただし、Mac版Excel 2008 のカラー選択パレットはExcel 2003やExcel 2004から変更されておらず、環境設定で指定した56個のカラーパレットから選択する方式のままであるため、任意のカラー選択機能をサポートしたWindows版Excel 2007で作成したデータを読む込むと塗りつぶしの色が全く別のものに変わってしまう可能性がある。Word 2008やPowerPoint 2008では任意のカラー選択ができているので、今後アップデータで機能追加してほしいところだ。

→Automatorに対応することよってだれでも自動処理が行えるようになった