アップルから歴史的なデバイスが登場しました。その名も「MightyMouse(マイティマウス)」
シンプルさを信条としたアップルが、ワンボタンマウスの常識を破り登場させたマウスは、マルチボタン機能を持つ「ワンボタンマウス」です。
Mighty Mouse
※対応機種、価格などはアップルのホームページを参照
してください。
このマウスは1つのスクロールボール、4箇所のセンサーを持ち、それぞれのセンサーと1つの機械式スイッチの組み合わせで4種類のボタン機能を実現します。
このため、Mac 用のマウスとしてだけでなく、Windows 用のマウスとしても十分使用できるものになっています。
そこで、この Mighty Mouse はどういう人に向いているのか?
また、Mac OS や Windows で使用する場合の注意点などを紹介していきます。
Mighty Mouse の使い方
Mighty Mouse は、機械式のボタンを1つ内蔵し、それを各種センサーの状態と組み合わせて押すことで、主ボタン、副ボタン、第3のボタンの機能を実現しています。
また左右の丸い部分には圧力センサーがあり、マウスを強く握りしめると、4つめのボタンとして機能するようになっています。
※Mac OS X 10.4.2 以上を使用し、デフォルト設定から右側のみ副ボタンに設定した場合で、右手により操作。
マウスの左前方を押さえながら、マウスボタンを押す。あるいは、左側と右側の両方を押さえながらマウスボタンを押す。
(デフォルト設定は、「主ボタン」に設定されています。) 副ボタン
マウスの右側“だけ”を押さえながら、マウスボタンを押す。このとき、マウスの左側に指が触れていてはいけない。
(デフォルト設定は、「主ボタン」に設定されています。) 第3ボタン
スクロールボールを押さえながら、マウスボタンを押す。
(デフォルト設定は、「Dashboard」に設定されています) 第4ボタン
マウス両サイドの両方、もしくは片方を強く握る。
(左右は別々に押すことができますが、個別に機能を割り当てることは不可能です。デフォルト設定は「Expose -すべてのウインドウ」です。
また、マウスボタンを押さえながら、この部分を押さえても、ボタン機能は働きにくくなっており、ドラッグしながら、マウスを持ち上げる操作にはほとんど影響しません。)
… あと、マウスへの触れ方によって複数のボタン操作を可能にしているため、構造上、同時に押せるボタンが限られます。よって、「主ボタンを押しながら、副ボタンを押す」という操作はできません。
このように、通常の2ボタンマウスでは動くはずの動作が Mighty Mouse では動作しません。このため「ファイルドラッグ中に右ボタンを押してしまって、ドラッグがキャンセルされ、ファイルが意図しない場所に移動してしまった」などの操作ミスがなくなる利点があるので、普段、左右のボタンをつい同時に押してしまってイライラしている Windows ユーザーは Mighty Mouse を試してみる価値はあると思います。
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