インドネシア/インドネシア基本情報

インドネシア旅行(基本情報・日本からのアクセス)(3ページ目)

バリ島を筆頭に9000の島々からなるインドネシア。世界最大の島嶼国家は、各地に伝わる文化や自然など多彩な魅力の宝庫。ツーリストにおなじみの島々を中心にインドネシアの概要をご紹介します。

古関 千恵子

執筆者:古関 千恵子

ビーチガイド

インドネシアの通貨と両替、物価は?

単位はインドネシアルピー(Rp)。紙幣は500、1000、5000、1万、2万、5万、10万の7種類、硬貨も25、50、100、200、500、1000とありますが紙幣での利用が殆ど。スーパーなどではそれ以下の単位の場合は飴を渡されるなんてことも……。

ホテルでは米ドルが基準になるケースが多いですが(インドネシア・ルピーとの併記の場合も)、ロスメン(民宿)ではインドネシアルピー建てが一般的。

両替レートは2009年8月現在、Rp100=0.96 。1,000インドネシアルピーならば、約10円。単位の0を後ろから2つ取って考えると、わかりやすいです。

インドネシアルピーへの両替は、空港でとりあえず必要な額を両替し、あとは町中の両替所を利用するのがいいでしょう。ただし、町中の両替所でずば抜けてレートがいい場合は、ご用心を。計算機に仕掛けがしてあったり、紙幣の枚数をごまかしたりすることもあるという噂もあるので、基本は銀行や専門の両替所で両替するようにしましょう。日本から持っていくお金としては、米ドルを短期観光ビザやホテル、アクティビティ用に、あとは日本円でOK。

ワルン(食堂)のミーゴレン(焼きそば)は100円以下
物価はもともと安い上に、今は円高。現地到着当初は10万インドネシアルピーを「約1000円かぁ」と日本基準で考えてしまいますが、2日もすれば10万インドネシアルピーの重さ(!?)を感じることでしょう。ビール1万2,000インドネシアルピー。庶民が行くワルン(食堂)などでは100円以下で食事ができますが、一方でホテル内や高級レストランとなると日本で食べるのと変わらない観光地価格になります。

また、中級以上のホテルでは税金(5~11%)とサービス料(5~10%)が別途かかります。高級レストランやスパでも税金とサービス料が課されることがあります。

インドネシアの言葉

公用語はインドネシア語ですが、地方によってバリ語やジャワ語など地元の言葉があります。ですが、ジャカルタなどのリゾートエリアでは英語が通じますし、バリ島のリゾートエリアに至っては、日本語を操れる現地の人だっています。

インドネシアにおけるタブー&マナー

かわいいからと、子供の頭をなでないよう、ご注意を
バリ島はバリ・ヒンズー教が主流ですが、バリ島以外のインドネシア国民の多くがイスラム教徒。イスラム教徒はアルコールや豚肉を食さない人もいますし、ラマダン(断食)も行います。また、不浄の手とされる左手で握手をすることや、食べ物に触れたりしないよう、気を付けましょう。それから、頭は精霊が宿る大切な場所とされているので触れてはいけません。

 
暮らしの根底に信仰が根付く国
バリ島では毎年3月後半~4月上旬の間の1日、バリ・ヒンズー教サカ暦の新年、「ニュピの日」があります。この日は旅行者たりとも、外出、火や電気の使用が禁止されます。レストランやショップ、すべての店がクローズ。ふらふらと出歩いたりすれば、自治区の警備人に厳しく注意されます。

ホテル内で過ごすことになりますが、厄介なのがロスメン(民宿)の場合。前日に食事の確保をしておきましょう。この時期に旅する場合は、ニュピは必ず確認しておきましょう。

インドネシアの治安

ジャカルタやバリ島など、人の集まるところでは、スリや置き引き、ひったくりなどが考えられます。ただ、それはインドネシアに限った話ではなく、日本でも考えられること。常識的な行動を忘れずに。

ただ、ビーチにいるマッサージおばちゃんについてはご用心。マッサージを受けている間にモノ売りに囲まれることがしばしば……。身動きが取れない状態をいいことに(!?)、サロンやアクセサリーなどを見せてきます。その場合、ほしくなかったら「ノー」と、きちんと断りましょう。「ティダ・マウ」(ほしくありません)の一言でもいいです(ただ、あまりキツイ語調にならないように……)。ひとつでも興味をもつと、これはどうか、あれはどうかと、かなりしつこいです。もし、気に入ったモノがあったとしたら、必ずディスカウントを。一度お金を払ってしまうと、取り返すのは難しいでしょう。

また、ビーチ名物(!?)といえば、ビーチボーイ。日本女子は、とてもモテます。気軽に声をかけてきますし、とても親切。中にはブラックマジックをかけて、目が覚めたら結婚していた、なんて話を聞いたことも(バリ島版都市伝説でしょうか!?)。旅における出会いはコミュニケーションとしては楽しいものですが、それから先は自己責任です。
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