旅する前に知っておきたい、インドネシアの基礎知識

赤道を挟んで東西にワイドに広がる島嶼国家、インドネシア
おなじみバリ島のある国、インドネシア。赤道をまたがって1万7,000を超える大小の島々からなり、およそ9,000の島々に2億3,000人あまり、約490もの部族が暮らす、島嶼国家です。とはいえ、ツーリストにとっておなじみのエリアは、この国のごく一部。代表的なエリアを中心に、基本情報と日本からのアクセスについてまとめました。

バリだけじゃない! 世界最大の島嶼国家、インドネシア

アジア屈指の大都市、首都ジャカルタ
インドネシアの国土は日本の約5倍! 西端に国土の2割を占めるスマトラ島、東端にパプアニューギニアと島を二分するパプア(旧イリアンジャヤ)、その合間に首都ジャカルタや世界遺産のあるジャワ島、最もポピュラーなバリ島、ヌサ・ドゥンガラ諸島(第二のバリ島と目されるロンボク島、スンバワ島、スンバ島、コモド島、フローレス島、ティモール島など)が連なっています。その北部にマレーシアと島を二分するカリマンタン(ボルネオ島)やダイバーに人気のメナドがあるスラウェシ島などが点在。

 

広大な海域に広がるインドネシア
海域的に見ても、西にインド洋や南シナ海、中央にフローレス海やセレベス海、東に太平洋など幅広いエリアに渡っています。

 
スマトラ島の儀式。地域によって文化も異なります
これだけの広さがあるのですから、各地に伝わる文化や自然も多彩。ジャカルタのような大都市もあれば、バリ島のように世界に誇れるリゾートがあり、オランウータンが暮らすカリマンタンやコモドドラゴンが生息するコモド島のように希少な動植物が生息する大自然、スンバ島に残るプリミティブな精霊信仰など……、ひとつの国と思えないほどキャラクターもさまざま。

この記事では旅行者におなじみの代表的な観光エリア、バリ島やロンボク島、ビンタン島、ジャワ島、スラウェシ島などについてご紹介していきますね。

 

コモド島には、まるで恐竜のようなコモドドラゴンが生息
ちなみに、ユニークなのがバリ島とロンボク島の間に走るウォーレス線。隣同士の島ながら、この線を境に動植物がパキッと分かれているのです。バリ島側から西が東南アジア系、ロンボク島側から東がオーストラリア系の動植物。これを発見したのは、19世紀の“生物地理学の父”と呼ばれるアルフレッド・ラッセル・ウォーレスです。同じ国土、しかも隣り合わせなのに、不思議ですね。