Mac OS X では、CUPS という UNIX の世界で広く使われているプリントシステムが搭載されています。汎用性に優れいているため、いままで Mac に対応していなかったプリンタなども使えるようになっています。
しかし、まだまだ対応プリンタが足りません。おそらく日本の職場で使われている 旧式のドットインパクトプリンタやページプリンタ(レーザープリンタ)はほとんど使えないのではないでしょうか?
そんな問題も、Ghostscript というソフトウェアを追加インストールすれば解決するかもしれません。
※2009年7月7日:この記事で目的のドライバが見つからない場合はGutenprintをお試しください。
【ご注意】
Ghostscript は UNIXの世界で有名なプリンタドライバです。こちらのページ
から、対応しているプリンタのリストなどが参照できます。ただし、リストに掲載されている名前は海外の機種名だったり、プリンタの規格名だったりしますので注意しましょう。
また、Ghostscript では、出力するアプリケーションによって異なるトラブルが出たり、期待した印刷結果が得られなかったりするなど、実用にたえないこともありますので、あくまで自己責任の上でご利用ください。
※ この記事の内容は、iBook G4 1GHz 、Mac OS X 10.3.4 により動作確認しています。
ソフトウェアの準備
まずは、ソフトウェアを準備しましょう。
こちらのページ にある 「ESP Ghostscript 7.07.1 for Mac OS X 10.2/10.3 」の Download のリンクからファイルをダウンロードして、ESPGhostscript.pkg をインストールしてください。パッケージに付属しているマニュアルには、インストールと設定方法がとても丁寧に説明されています。
標準で入っているプリンタの確認
インストールが終了したら、アプリケーション/ユーティリティ/にある プリンタ設定ユーティリティ を起動して、自分が使いたいプリンタがあるかどうかを確認しておきましょう。
1.プリンタ設定ユーティリティの「追加」ボタンを押します。
2.「IP プリント」を選択して、「プリンタの機種:」でお使いのプリンタのメーカーをまず選びます。2つある場合は、大文字小文字まじりのものを選んでください。ここでは、Epson を選んでみました。
※ 下記は Epson LP-3000c を選択したところ
リストにプリンタが確認できたら、そのまま接続先を選べば使えるようになります。