裏技を使って、つながらないプリンタをつなぐ



 プリンタ設定ユーティリティでは、option キーをおしながら「追加」ボタンをクリックするとダイアログの接続先のメニューに「詳細」という項目が追加されます。
 この詳細を選ぶと、以下のような画面が表示されます。


 USB接続の場合なら“装置:”では USB プリンタ を選択し、“装置名:”には任意の名前を入力します。あとはプリンタの機種:の選択をして“装置のURI(接続先)”を直接入力すれば使えるようになりますが、USB 装置のURI なんてわかんないですよね?

 この場合は、以下の操作をします。

1.プリンタと Mac を接続した状態で、「プリンタ設定ユーティリティ」を終了させ、以下のTerminalコマンドを実行して、プリントサービスを再起動します。こうすると、USB装置が正しくシステムに認識されます。

sudo /System/Library/StartupItems/
PrintingServices/PrintingServices restart

※すべて一行で入力します。


※Terminalが苦手ならば、こちらのAppleScriptをダウンロード して実行してください。


2.「プリンタ設定ユーティリティ」を再び起動して、option キーを押しながら「追加」を押し、詳細を選びます。
3.装置:のリストの最後に、プリンタ機種名が表示されていますので、それを選択します。すると、装置名、装置のURIが自動的に入力されます。
(1.の方法でプリントサービスを再起動していないと出てきません)


4.その後、プリンタの機種:で適切な機種を選んで「追加」ボタンを押します。


 ……以上で、プリンタリストにプリンタが追加されれば設定完了です。早速、なにかプリントしてみましょう!

 
 これまでに紹介した方法を使うことで、Mac でいままで使えなかったプリンタの多くが使えるようになるはずです。
 ただし、問題も少なくありません。 EPSONの古いドットインパクトプリンタ(Epson Dot Matrix のPPD を利用)で試した限りでは、文字がギザギザで印刷されて実用上使い物になりませんでしたし、NEC PC-PR201シリーズのプリンタを使った場合は、出力時に通信エラーが表示され、印刷すらできなくなりました。
(※ PC-PR201シリーズなどの昔のNECのプリンタはパラレルポートの仕様が特殊であるため、USB-パラレル変換ケーブルでは通信が確立しないようです。ネットワークプリンタにすることで出力できるかもしれませんが、確認できていません。)
 さらには、“Windows Printing System”と呼ばれるタイプのプリンタも使えないことがわかっています。プリンタの前面に“Windows Printing System"のロゴシールが貼っているものは、頑張っても無駄ですので注意しましょう。


 このように、今回紹介した方法は問題も多く、当然 Apple もサポートしていない方法ですので、利用においては十分注意し、あくまで自己責任の上でご利用ください。

【補足:Terminal 上で、プリンタのURIを調べる方法】
  Terminal 上でプリンタのURI を調べるには、プリントサービスを再起動してから、lpinfo -v と入力します。念のため覚えておくと良いでしょう。



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