さて、ここからは Office 2004 for Mac に含まれるアプリケーションを一つずつ見ていきましょう。まずは、ノートレイアウトを実装した 「Word 2004 」です。
Think (考える)
Word はビジネスを“考える”ためのツールです。企画書、設計書を書き、それらをメンバーで協議して少しずつドキュメントを推敲し、練り上げたプランとプロセスでビジセスを成功させなければなりません。
読みにくい企画書、目的がはっきりしないプランでは、そのままビジネスを進めても大きなロスを生むだけです。
↑ノートレイアウト専用のツール。
左から、フリーハンド、消しゴム、選択ツール、音声録音です。
↑音声録音、再生はこの部分で操作します。
入力音量はMAXがベスト!
↑録音したポイントは、ノートレイアウト上で、スピーカのアイコンが表示されます。上が再生中の箇所、下が録音ポイントでクリックするとその位置から再生が開始します。
↑ 設定パネルから、ノートの行の先頭に簡単なアイコンやチェックボックスをつけたり、その行を見出しとして、ToDo項目を作成したりできます。
また、フリーハンドによるドローツールで手書きメモを残したり、特定の行の先頭にチェックボックスをつけたり、行を見出しとして ToDo項目を作成したりすることもでき、いろんな利用シーンで使うことができます。
Word 2004 のこれらの機能をフル活用すれば、企画・計画などの文書作成や議事録作成において、最高のツールとなるでしょう。
●その他の新機能
- 変更箇所や、コメントの吹き出し表示。
- 変更履歴機能が強化。
- Entourage を使って、文書を直接HTMLファイルとして送信が可能。
●おすすめ設定変更
Word 2004 でおすすめしたい設定変更は、以下の4つです。
- tab キーとdeleteキーによる左インデント設定の禁止
- キーボードショートカットの変更
- 編集記号表示の変更
- 録音設定の変更
(1) tab キーとdeleteキーによる左インデント設定の禁止
Word のアウトライン ではインデントの変更を tab キーとdelete キーで行うようになっていますが、delete キーによるアウトラインの変更は思わぬところでレイアウト変更が行われるため、あまり使い勝手がよくありません。アウトラインの変更は、control + shift + 矢印キーで行えるので、思い切ってOFF にしましょう。
- Word - 環境設定 を開きます。
- 編集と日本語入力 - 編集オプション で、「tab キーと delete キーで左インデントを設定する」をOFFにします。