仕事や、趣味でパソコンを使っていると、「もう一台ほしいな~」ってときがありますよね、仕事では、ノートパソコンをつかってミーティングに資料を持参したり、議事録を記録したりしたいですし、書類を作成しながら、電子辞書やインターネットで調べたりするときは、特に2つ欲しくなります。
また、家族(特に子供)専用としてのパソコンも欲しい。
2台目のパソコンを買うなら、Mac ユーザーなら当然 Mac を選ぶでしょうか? Windows ユーザーなら、Windows PC?
今回は、ちょっと趣向を変えて、ある Windows PC ユーザーが、2台目のパソコン に Mac を選ぶまでの経緯を仮想ストーリーで紹介し、要所で注目していただきたいポイントを解説したいと思います。
(登場人物、ストーリーは架空のものです)
「 セカンドマシン 」
● パソコンは道具である
会社の仕事において、パソコンは必須の道具だ。メール、インターネットなどを利用したコミュニケーション、プログラミングなど利用シーンは数知れない。最近、家族もインターネットに興味がでてきたようなので、今度の日曜日に 新しい Windows PC を買おうと思っている。
まぁ、家族向けというのは表向きで、本当は「セカンドマシン」が欲しいだけなんだけどね。
タカノキ シンジ:M コーポレーション 勤続10年目のサラリーマン。最近出世をして、中間管理職となり、部下を3人管理することになった。普段愛用している Windows PC は14インチ、2.8GHz のラップトップ。家には、無線環境がある。
ソフトウェアは主に、プログラミングツールや、Office アプリケーションを使用。
家族構成は妻と小学1年生になる子供1人、両親とも同居している。
● モチベーション
○月×日 晴れ、今日はいつもより少し早く会社に着いた。余った時間で、上期の課題である プロセス改善計画のための資料集めでもするか。おや、Aソフトウェア開発プロジェクトリーダーのスティーブ・ドルソンはまた眼鏡を忘れていったみたいだ。昨日も遅くまで残業していたみたいだし、ホントわれわれは会社の奴隷だよ。
会社では、このところ毎日のようにプロセス改善の検討をやっている。最近ではアジャイル なプロセスが求められているが、なかなかXP のペアプログラミングのような形態は実現できそうにない。プロセスを変えるにしても、やはり現状の仕事の進め方から段階的に移行できるようなプランもたてなければならない。
まぁ、どちらにしても“きまり”の上で仕事をすることには違いない、いつからこんなに仕事が楽しくなくなったのだろう?最近では、コンピュータに対する情熱も冷めてしまったので、モチベーションを維持するのが大変だ。
さて、仕事仕事、今日中にBソフトウェアプロジェクトの計画書も仕上げなきゃな。なにごともマルチタスクでこなさないと、仕事がいっこうに減らない。
ええと、ネットワークにつなげて・・どこにデータを保存したのだったっけな? ・・あれ?
また、やっちまった・・・ファイルを更新したつもりが、ローカルのディスクだった。ファイル履歴で読み込んでいたのがいけなかったか? ・・どうも、履歴で読み込んで、そのまま上書き保存すると間違えてしまうな。
うむ、会議メンバーにサーバー上の書類を参照するように連絡していたが、これじゃだめだ。計画書を添付ファイルとしたメールを送り直すか、「追伸:MTG資料送付」っと・・
・・・
いよいよ、Bソフトウェア開発プロジェクト計画書のレビューミーティングだ。やれやれ、誰も事前に資料を読んでいないみたいだな。あ~あ「コストが多すぎる」とか「ステップ数予測の根拠が不明確」だって?毎度のことだが、せっかくコストをかけてミーティングしているのだから、もっと作業プロセス案についての評価が欲しい・・う~む、かみあわないな・・どうも無駄な時間を使っている気がしてならない。ま、俺のまとめかたも悪かったんだろうけどね。
・・・
・・やっとおわったか、たいした量ではなかったが1時間もかかってしまったな、次は、スティーブのAソフトウェア開発プロジェクト計画書のレビューだ。あ~あ、スティーブはまたバーン部長にいびられている、後で昼飯でもおごってやるとするか。