「生徒管理のためのソフトウェアが安くて便利」
さて、教育現場では生徒のパソコンを管理しなくてはなりません。Windows ならば、「SKYMENU Pro」という商品が有名ですが、いかんせん値段が高く80万円~250万円!(※3)もします。しかもライセンス制のため、1クライアント増やすたびに3万円~6万円のコストがかかるのです。
※3:2004年3月17日現在の SKYMENU Pro Ver.4 の設定価格 、Ver.5 については未調査。
しかし、Mac なら安心です。SKYMENU Pro よりも古くから実際の教育現場で使われてきた管理用ソフトウェアで 「Apple Remote Desktop(アップルリモートデスクトップ) 」と呼ばれる製品が、10ライセンスが 29,800円、ライセンスフリーで49,800円で提供されています。40人程度のクラスで利用することを考えても SKYMENU Pro より約75万円~245万円くらいお安くなりますね。
しかも、クライアント機能は Mac にプリインストールされているので、Apple Remote Desktop を先生機にインストールすれば準備完了!生徒機ごとにせっせとインストールする必要はありません。生徒機側は設定を変えるだけでOKです。
Apple Remote Desktop 実行画面
機能面でも、SKYMENU Pro とほぼ同等のものに加えて、最大250台の生徒機に対して先生機からソフトウェアを一気にインストールしたりすることもできちゃいます。セキュリティアップデートなどをわざわざ生徒に実施させる必要も無いし、新しく導入するソフトウェアを各パソコンで手動で行う必要もないのです。
【Apple Remote Desktop 主な機能】
・・他にもまだまだ機能があります!
他にも、以下のような教育現場で重要な操作は Apple Remote Desktop と Mac のアカウント制限機能 により制御可能です。
・クライアントコンピュータからファイルを取得する
>> レポート - ソフトウェアの検索 機能などを使います。・クライアントコンピュータ同士のファイルコピーを禁止する
>> Mac のシステム環境設定 - アカウント設定により CD/DVDの作成を禁止し、生徒のシステム環境設定の変更を禁止し、利用できるアプリケーションを制限します。
こうすれば生徒が別の生徒の成果物をコピーして、提出する問題を防止できます(ただし、メモリカードなどを利用されるとアウトなのでレポート機能で監視します)
補足)Mac でのビデオ配信方法
SKYMENU Pro では高画質ビデオ配信機能を売りにしていますが、Apple Remote Desktop にはこの機能はありません。しかし、Mac OS X Server の QuickTime Streaming Server と QuickTime Broadcaster を利用すれば簡単に高画質ビデオ配信が実現可能です。この場合、ビデオキャプチャー機器 を除く 59,800円~98,000円の追加コストになります。また、Mac OS X Server はシステム条件 が制限されていますので注意してください。