Q3.どうして“削除と同時にファイルを消す”ってできないの?
A3.ゴミ箱の操作性を一貫させるためです。
Windowsをお持ちなら以下の操作をやってみてください。
- まず、ごみ箱の設定(プロパティ)をすべて初期値に戻してから以下の操作のどちらかを行ってみて下さい。
- ハードディスクの容量の10%以上のデータをごみ箱へドロップする。
- FDか、ネットワーク上のファイルをごみ箱へ・・
- ハードディスクの容量の10%以上のデータをごみ箱へドロップする。
- そして、ごみ箱をダブルクリックして開いてみましょう。
(削除時の確認メッセージを良く見ると文言が異なっているのがお茶目ですが・)
このことから、Windows 環境に慣れているひとのゴミ箱の認識は「いますぐ削除しても構わないファイルだけを移動する」というものであるんですね。
Mac OSでは少し異なり、「ゴミ箱にはどのような場合にも必ずファイルは残る」という認識で利用できます。
つまり、ゴミ箱へファイルを移動したとき、そのファイルの存在するボリュームがネットワークだろうが、FDだろうが、どんなに大きいファイルだろうが“ゴミ箱を空に”しない限り勝手にファイルが削除されないようになっているのです。
このようなゴミ箱の働きが一貫していることで、ユーザーはどのような場合でも安心してゴミ箱にファイルを捨てることができます。
※ただしMac OS X ではネットワークのファイルに関してはWindowsと同様に即削除されるようになっています。(メッセージは表示されます。)
※Mac OS で使用中のファイルをどうしても上書きできないケースにはゴミ箱へ退避して作業してみましょう。
<<覚えておくと便利>>
●一度ゴミ箱へ移動したファイルを元にあった場所に戻す方法はFinderの”ファイル-片づける”を実行します。
Q4.なぜ、“新しいウインドウを開かずにフォルダを開く”ことができないのか?
A4.optionキーを押しながらできます。
Mac OSではoptionキーを押しながらフォルダをダブルクリックすることで直前のフォルダを閉じて新しいフォルダが開きます。
また、optionキーを押しながらウインドウを閉じると、すべてのウインドウが閉じてしまうので注意しましょう。
フォルダ階層を戻る場合はoption+command+ウインドウタイトル名クリックにて表示されるメニューにて移動先を選択します。
※この操作は先ほどのキーボード操作でも有効です。command + option + ↓のように押せばよいのですね。
<<覚えておくと便利>>
●Mac OS では アイコン 表示 の状態からリスト表示に切り替えてもアイコン表示のときの配置を記憶しています。Windowsでは詳細表示で一度ウインドウを閉じるとアイコンの配置情報は消えてしまいます。
●ボタン表示のアイコンをドラッグするには、名前の部分をドラッグします。
●過って閉じたりしたくないウインドウは画面下端に移動すると、ポップアップウインドウに変わります。
この状態ならばoption + による“すべてのウインドウを閉じる”操作を行ってもウインドウは閉じません。
※ちなみにcommand+option+shift+w と押してみるとポップアップウインドウも含めて閉じることができます。