Javaプログラミング/サーバサイド&ケータイJava

jamファイルとHTMLタグを理解しよう(2ページ目)

今回は、iアプリに必要なファイルについて説明します。jam(ADF)ファイルとHTMLのタグについて理解していきましょう。

執筆者:掌田 津耶乃

HTMLのタグについて


まず、iアプリをダウンロードするためのHTMLを見てみましょう。これは、こんなソースコードが書かれています。

<HTML>
  <HEAD>
    <TITLE>Download Page</TITLE>
  </HEAD>
  <BODY>
    <OBJECT declare id="Sample2"
        data="Sample2.jam"
        type="application/x-jam">
    </OBJECT>
    <BR>
    <A ijam="#Sample2" href="notapplicable.html">DOWNLOAD</A>
  </BODY>
</HTML>


iアプリのダウンロードページには、2つの重要なタグが用意されます。1つは<OBJECT>タグ、もう1つは<A>タグです。これらはそれぞれ以下のような属性をあわせて記述します。

・<OBJECT>タグ
id――iアプリの識別に用いる、iアプリ名
data――jamファイルの指定
type――オブジェクトのデータの内容。これは常に"application/x-jam"を指定

・<A>タグ
ijam――<OBJECT>タグで指定したiアプリのIDを指定する
href――未対応時のエラーページへのリンク

まず、<OBJECT>タグでiアプリの識別用IDと、このiアプリ用のjamファイルを指定します。これで、iアプリのためのタグが用意できました。

<A>タグが、実際にダウンロードのためのリンクになります。ここでは、iアプリのダウンロードを行う場合に利用するID情報をijamで指定します。これにより、iアプリ対応の機器(DoCoMoの携帯)でこのリンクをクリックした場合、ijamの情報により<OBJECT>タグで指定したjamファイルを参照してiアプリのダウンロード処理が行われます。もし対応していない機器からアクセスしていた場合には、<A>タグのhrefに指定したページに移動します。


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