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JListの基本をマスターしよう!

今回は、一覧リストを表示するためのJListを使ってみましょう。

執筆者:掌田 津耶乃

JListとはどんなもの?


前回、Swingのもっとも基本的なコンポーネントについて説明をしました。Swingには、この他にもコンポーネントがありますが、それらはAWTに用意されている同様のものとはかなり内容が違っているので注意が必要です。

JListは、用意されているデータを元に、要素を一覧表示するためのものです。AWTにListというコンポーネントがありましたが、そのSwing版と考えればよいでしょう。単純に「いくつか項目を用意してそれを表示する」というだけなら、非常に簡単に使うことができます。

JList 変数 = new JList( 配列 );


JListのインスタンスを作成する際、表示する項目名を配列として用意し、それを渡してやれば、それらを一覧表示するJListが作成されます。これは非常に単純でいいですね。では、実際にJListを組み込んだ例を挙げておきましょう。

package jp.allabout.java;

import java.awt.*;
import java.awt.event.*;

import javax.swing.*;

public class SampleApp extends JFrame {
  private static final long serialVersionUID = 1L;
  private JList list;
  
  public SampleApp(){
    this.setDefaultCloseOperation(JFrame.EXIT_ON_CLOSE);
    //   表示するリストを配列として定義
    String[] data = {"Windows","Linux","Mac OS X"};
    //   JListの作成
    list = new JList(data);
    this.add(list,BorderLayout.CENTER);
    this.setSize(new Dimension(300,200));
  }
  
  public static void main(String[] args) {
    new SampleApp().setVisible(true);
  }
}

JListを組み込んだところ。用意された項目が一覧表示される。


これを実行すると、「Windows」「Linux」「Mac OS X」という項目が表示されたJListがウインドウに表示されます。単に項目を表示するだけなら、とても簡単ですね!


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