ソースコードの基本ルール


何度読み返しても間違っているとは思えないのにエラーになる、という人もきっといるでしょう。「自分には才能がない」と思っている人。ここで明言しておきますが、「初心者は、必ずエラーを起こす」ものです。エラーが起こらないほうが珍しいといってもよいでしょう。ですから悲観する必要はまったくありません。

正しく書いているつもりなのにエラーになる、それは「ソースコードの書き方の基本的なルール」が頭に入っていないからでしょう。まず、以下にあげたことをよーく頭に叩き込んでおいてください。そして、改めてソースコードを読み返して見ましょう。きっと問題点が見つかるはずですよ。

・Javaでは、大文字と小文字は別の文字です。例えば「abc」と「Abc」はまったく別のものになりますから注意が必要です。

・同様に、全角文字と半角文字も別の文字です。「abc」と「abc」は別のものになります。

・Javaのソースコードは、基本的に(日本語のテキストを指定する場合以外は)すべて半角文字が基本です。ですから、記号類やスペースなども全角で書くとエラーになります。

・ファイル名にも大文字と小文字の区別があります。「Welcome.java」と「welcome.java」は、Javaの世界では別のファイルなのです。従って、「javac welcome.java」などと実行してもエラーになってしまいます。

・Javaでは、記述されたソースコードとそのファイル名は厳密な関係があります。詳しくいえば、「ソースコードに書かれたクラス名がファイル名になる」という形になっています。要するに「勝手にファイル名を変えてしまうと動かない」ということなのです。

以上のように、Javaの世界では文字というものを非常に厳密にとらえます。一言一句間違いないように書かないといけないのです。WindowsやMacを使っていると「Aもaもaも、同じAだ」と思ってしまいますが、Javaの世界ではすべて別の文字。この感覚をしっかり身につけておきましょう。

プログラムを実行しよう!


さて、無事にソースコードのコンパイルができたら、いよいよプログラムを実行してみましょう。これも、コンパイルに引き続いてコマンドプロンプトやターミナルを使って行います。作成されたクラスファイルがあるフォルダ(ソースコードファイルがあるのと同じ場所)に移動した状態になっていますか? それを確認したら、以下のように実行してください。

java Welcome

コマンドプロンプトからjavaコマンドを実行すると、画面にメッセージが表示される。これが今回のプログラムの実行結果だ。


これで、コマンドプロンプト(またはターミナル)にテキストが表示されます。問題なく出力されたら、プログラムは正常に動いたことになります。

Javaでは、プログラムの実行は「java」コマンドを使います。重要なのは、その後に指定するのはファイル名ではなく、実行するクラス名だ、という点です。ですから、「java Welcome.class」では正しく実行できません。

さて、これでJavaにおける「ソースコードの作成」「コンパイル」「プログラムの実行」という基本操作はわかりました。--しかし、ここで作成したソースコード、一体、何をやっているものだったのでしょうね? それから「クラス名」なんてものも出てきましたが、これは一体、何でしょう? というわけで、次回はソースコードの中身について考え、Javaのプログラムがどのように書かれるのか、その基本について説明しましょう。

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はじめてのJava(1)「Javaを手に入れよう」
はじめてのJava(2)「環境変数をマスターする」


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