木登りというと、ぺっぺと手につばを付けて、エイヤと木に飛びついて、ジリジリとよじ登るものだと思っていませんか。いまやとっても進化して、かっこよくなっています。進化した木登り、ツリークライミングをご紹介します。

子どもたちが主役のツリークライミング

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森と湖の楽園で、障害があっていつもは車椅子で過ごしている子どもたちのためのキッズキャンプが行われました。自然樂校の人気アクティビティーであるツリークライミングやカヌーを楽しんでもらいました。

障害を持っている子どもと健常な子どもたちが一緒になって、「夢と可能性の発見」のためにチャレンジするキャンプです。木登りは僕の得意分野ですが、握力もほとんどない子どもを木のてっぺんまで登らせるには一人では無理で、いろんな人のサポートが必要です。日本のツリークライミングの草分け、ジョンギャスライトさんとツリークライミングジャパンの皆さんに協力してもらいました。

木の上の世界を見せる活動

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ツリークライミングジャパンは障害を持っている人たちのツリークライミングを積極的に続けている頼もしいチームです。ツリークライミングは専用のロープやサドル(安全帯)、安全保護具を利用して木に登り、木や森、自然との一体感を味わう体験活動。木の上という今までとは違う視点で森を見たり、ツリーボート(ハンモックの一種)を使って木の上でキャンプをしたり、バードウォッチングや自然観察をしたりと、あれこれ楽しめます。

用具がすごいですね。木登りは道具を使わず自分の体だけで登るフリークライミングに属するジャンルと思いますが、ツリークライミングはまったく別のスポーツと思ったほうがいいようです。どちらかというと洞窟を探検するケイビングの類。垂直の洞窟を登ったり降りたりするシングルロープテクニックを駆使しているように思います。

次のページでは、道具選びから、木の上にたどりついたときの心得を。