昨今ファッション誌でもアウトドアウェアやグッズが取り上げられることも珍しくなくなりました。しかし、ココではそのような紙面に紹介されているような「カッコ良い」「かわいい」アウトドアグッズたちは登場しません。そういうグッズを買うのはこれらの最低限の道具を揃えてからだと考えてください。
まずこれらの3点セットを購入してアウトドア遊びを始めるきっかけを掴みましょう。
雨具(レインウェア)
何はともあれ雨具です。「雨の日は出かけないから……」という言い訳はアウトドアではききません。フィールドに出かけるのに雨具を持っていかない方は安全に対する認識が欠けています。雨宿りが簡単に出来ないような場所で遊んでいてそれを避ける道具がないのでは困ります。もし天候が急変し雨などが降ってきたとき、服が濡れると体が冷え、大変な体温の低下を招きます。アウトドアに雨具は必ず携行するものです。雨具の種類はいろいろとありますが、一般的に「アウトドアで雨具」というと上下セパレートタイプになっていて「ゴアテックス」という素材などを利用しているもの。セパレートタイプは不意の雨でも簡単に着ることが出来、着てからの行動もしやすい。ポンチョのようなタイプは着やすくても強風の日などに風に煽られて行動しづらいです。また、雨から服を守ることはもちろん、行動中に汗をかいても服が濡れないようにある程度の通気性が保てる「ゴアテックス」という素材を使用したタイプがおすすめです。
費用は「雨具ごとき」にはちょっと高いと思われる約15000円くらいから。しかしこれがないと何も始められない遊びも多いですよ。
ヘッドランプ
以前のClose Upでも紹介しましたが、フィールドで遊ぶときは最低限の「明かり」を携行して下さい。外で遊んでいて何か起きたときに日暮れを迎えてしまうことだってあります。日が暮れたら当然真っ暗です。明かりがないと、その後の行動が出来ません。フィールドでは必ず携行する最低限のグッズです。ヘッドランプについて詳しく知りたい方はココで。
ザック
これは遊びの用途によって様々な大きさがありますので、一概にコレだとは言いづらいですが、背負うタイプの入れ物は必需品。肩掛けかばんやバッグみたいなものはフィールドではナンセンスです。ザックは背中に当たる部分、背面がしっかりしているか、自分の体型に合っているかが決め手です。日帰りの遊びなどに良く利用できる20~30リットルの大きさのものが一つあると良いですね。
これらの3点セットはフィールドでは絶対必要なグッズです。どこに出かけるのでも何をするのでもザックを背負って行動し、その中には雨具とヘッドランプを必ず入れて出かけて下さい。
雨具とヘッドランプは一見すると必要のないグッズだと思われがち。しかしフィールドでは「何かあったとき」に対応できるグッズが必需品になるのです。
これら3点セットを持っていない方は是非購入を。ハイキングやトレッキング、ウォーキング、自然観察、山菜取りなどあらゆるアウトドア遊びにこれらの道具は必要になってきます。グッズの基礎的な解説は今後のClose Upで定期的に取り上げますので注目していて下さいね。