Q.「ZED」って何?
A.それはシルク・ドゥ・ソレイユの最新演目です。
おなじみのポスターをバックに出演者が勢揃い Photo: Katsuyoshi Tanaka Costume: Renée April ©2008 Cirque du Soleil Inc. |
「ZED」のストーリーは、主役である「ZED」が“天と地”を旅し、そこで、大いなる女神、愚かな者たち、スフィンクスなどに出会っていきます。やがて、彼の成長とともに“天と地”がひとつに結ばれ……という内容。いわゆる台詞はなく、アクターのアクロバティックな動きと迫力ある音楽&歌声によって、ストーリーは進んでいきます。
そのステージの内容をすべてレポートしてしまっては、観る楽しみが半減してしまうので、ここでは、ガイドが実際に観て感じた「ZED を楽しむ4つのポイント」をお届けします。
【ポイント1】しゃれたイントロ
【ポイント2】前半のサプライズ
【ポイント3】アーティストたちに感激
【ポイント4】圧巻! クライマックスのサビ
【ポイント1】は、開演の少し前、まだ明るさの残る劇場内のステージ近くに誰かが登場。なんだろう? と思って見ていると、ピエロのような姿の2人が、最前列あたりの客席(プレミアビューといいます)ゲストとのやりとりで笑いをふりまいていたのです。そして、そんな様子を楽しんでいるうちに、いつの間にかステージがスタート。とっても「しゃれたイントロ」でした。
【ポイント2】は、前半、客席全体から「うわぁ~~」と歓声があがるシーンがあります。これは、言わないほうがいいと思いますが“見事な変化”です。ぜひ、シアターで体験を。
2170の客席は半円形のステージを囲むように配置。ステージのセットは、古代の天文観測儀をモチーフにしています Photo: Katsuyoshi Tanaka ©2008 Cirque du Soleil Inc. |
左が「ZED」。さまざまな生命の躍動を目の当たりにします Photo: Katsuyoshi Tanaka Costume: Renée April ©2008 Cirque du Soleil Inc. |
次々とアクロバティックなキャラクターが登場し、ステージはどんどん進んでいきます。
思わず「うわっ」と声が出てしまうような、スリル満点のアクロバットパフォーマンスが盛りだくさんです Photo: Katsuyoshi Tanaka Costume: Renée April ©2008 Cirque du Soleil Inc. |
“天と地”を表現した立体的なステージセットで、左右の動きだけでなく、上下の動きもふんだんに楽しめます。劇場内のすべてが見逃せません Photo: Katsuyoshi Tanaka Costume: Renée April ©2008 Cirque du Soleil Inc. |
【ポイント3】のアーティストとは、音楽を演奏する人たちのこと。そう、パフォーマンスだけでなく、音楽も生で演奏しているんです。最初から音も迫力あるなぁ、と思っていましたが、実は、ステージの後方にミュージシャン達がいることに気づいたのは、休憩をはさんで後半がスタートした頃。「ああ!この場で演奏してるのかぁ」と、けっこう感激しました。
【ポイント4】は曲でいう「サビ」の部分。つまり「ZED」のクライマックス部分です。空中ブランコで“空中を駆けめぐるアクターたち”のパフォーマンスは、まさに圧巻のひとことです。写真がないのがとっても残念ですが、ホンモノをぜひシアターで体験してみてください。
→次のページでは、シアター内にあるテイクアウトメニューやグッズ情報をお届けします。