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ルーヴル美術館所蔵古代エジプト展東京にて開催中 ルーヴルのエ(2ページ目)

ルーヴル美術館が所蔵する約55,000点にも及ぶエジプトコレクションの中から約200点の名品を選りすぐって紹介。それらが本格的に紹介されるのは、日本では初めてだとか。見逃せませんね。

執筆者:佐藤 孝

エジプトといえば動物の姿をした神々

ルーヴル美術館所蔵古代エジプト展「青いファイアンス製カバ」
動物の姿をしていてもじつは神様「青いファイアンス製カバ」中王朝時代 高さ5.7cm ルーヴル美術館蔵 © LOUVRE, Dist RMN / © Georges Poncet
エジプトコレクションの人気は、人によっていろんな見どころを発見できることでしょう。二次元で描かれたエジプシャンの生活風景がいいという人もいれば、ミイラも木棺に釘付けになる人、カラフルなパピルスが好きな人、黄金の彫像に眼を奪われる人など。人々の興味を掻き立てるエジプトの作品は、どれをとつても他の文明、他の時代にはないユニークな作品ばかり。

さて、私もそんなエジプトコレクションが好きで、先日のベルリン博物館やドイツ・ハルデスハイム博物館所蔵の展示も見に行ったので、ご参考までに個人的なエジプト展の見方や感想をご紹介しておきます。

私にとって、エジプト展最大の注目点は、何を隠そう動物の彫像です。いえ、ただの動物じゃないですよね。動物の姿をした、じつは神様です。鳥や犬の頭をした二足歩行の人間のような神様もカッコいいですが、カバやネコ、フクロウなどはもっといいですよね。ほんと、持って帰って、家に飾りたいですね。縁起もよさそうですし。

展示を見た後に、ミュージアムショップへもこの楽しみは引き継がれます。というのもこの手の作品は必ずレプリカがあるから。ミニチュアなんかあると必ず、一体連れて帰ることになります。あー、またトイレにエジプトの風が吹いちゃう~!

今回の古代エジプト展では、「青いファイアンス製カバ」が一番でした。色といい、訳のわからない模様がかなりイケてます。グッズもたくさん販売されていたのもよかったです。有名な「ネコの姿をとるバステト女神像」もありましたが、こちらはあまりにも知られているので今回はパス。みなさんも、このかわいい小カバをひと目見てやってください。

さてさて、暑い時期を避けていたせいで、今回の古代エジプト展の会期は残すところ、あと一ヶ月。半分になってしまいました。芸術の秋なんて、使い古されたことは言いたくありませんが、せっかくの公開ですので、とにかく見に行ってみましょうね。

《ルーヴル美術館所蔵 古代エジプト展DATA》
ルーヴル美術館所蔵古代エジプト展 ルーヴル美術館外観
一度は行ってみたいですよね。ルーヴル美術館 © Photo RMN / © Ch.Larrieu

●開催日時/~10月2日(日)9:00~17:00(入室は閉室の30分前) ※毎週月曜日休室(9/19は開室、9/20は休室)
●受付場所/東京都台東区上野公園8-36
●地図/Yahoo!地図情報
●アクセス/JR「上野」駅公園口より徒歩7分、京成電鉄「上野」駅より徒歩8分、東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅7番出口より徒歩8分
●観覧料/一般1,300円、学生1,100円、高校生600円、高齢者700円、小中学生無料
●お問い合わせ/Tel. 03-5777-8600
●HP/ルーヴル美術館所蔵古代エジプト展

※以上の記事・データは2005年8月の情報を基に書かれています。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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